バイデン大統領、対ロシアで“強い警告と歩み寄り”(2022年1月20日)
アメリカのバイデン大統領は、就任から1年を前に会見し、ウクライナ国境沿いに10万人規模の軍を集結させているロシアを強く牽制(けんせい)しました。ワシントンから報告です。
(布施哲記者報告)
バイデン大統領は強い警告と歩み寄り、硬軟を織り交ぜたメッセージで、なんとかロシアの動きを食い止めようとしています。
アメリカ、バイデン大統領:「もし、ロシアがウクライナに侵攻したら、我々はロシアに対して(経済制裁で)重大な痛みとコストを科すことになる」
さらに「アメリカがウクライナに提供した武器で、ロシア軍は多大な死傷者を出すことになる」と重ねて牽制しました。
ただ、その一方で、歩み寄りの姿勢も見せています。
プーチン大統領が要求している、ウクライナがNATO(北大西洋条約機構)に加盟しないこと、ウクライナにアメリカの核ミサイルを配備しないことについては「どうにかできる。解決の余地がある」と柔軟姿勢を見せました。
また、会見では小規模の侵攻であれば、制裁の対象にならないとも受け取れる発言をしていて、これでは「プーチン大統領にゴーサインを出すようなものだ」という批判が出ています。
緊張が高まるなか、米ロ両国は21日にスイスのジュネーブで外交トップによる話し合いを行う予定です。
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