東京スッキリ“秋晴れ” イチョウ並木も鮮やか 日本海側は「変な天気」(2022年11月8日)
8日の関東はスッキリ晴れ、まもなく始まる442年ぶりの天体ショーもしっかり観測することができそうです。月全体が地球の影に覆われる「皆既月食」と「天王星食」が同時に起きる天体ショー。観測できるのは、戦国時代以来です。
442年ぶりの天体ショーがまもなく始まります。
富士急ハイランド広報・中島有美さん:「天候に恵まれて晴れているので見られるように願っています」
山梨は晴れて、富士山も見えています。果たして…。
東京は4日ぶりに20℃を超え、朝から青空が広がりました。都内の公園では紅葉もだんだんと色付いてきて秋を感じます。
モミジが美しい場所ですが、実は東京の紅葉はイチョウがメイン。明治神宮外苑、光が丘公園や国会議事堂も名所の一つ。
都内のイチョウはおよそ6万本と、ハナミズキに次いで2番目に多い街路樹です。カメラマンはこんな違いに気が付きます。
カメラマン:「四角いな…」「とんがってるな…」
ぱっと見、同じようなイチョウでも、場所によって形が違いました。
皇居ランナー:「すごく紅葉がきれいになった。秋らしいという感じ」
シンガポールに住む男性:「携帯電話、片手に写真撮りながら見て回っています」
メキシコから来た男性:「メキシコから来ました。壮大で美しい色合いですね。私の故郷では紅葉は見られません。春と夏、2つの季節しかないからです」
イチョウの独特な香りについては…。
メキシコから来た男性:「少しビターな香りですが、それがいい」
対照的な天気だったのが、日本海側。
地面を打ち付ける白い粒はあられです。秋田県、そして新潟でも…。
動画の撮影者:「この前からゴロゴロ雷は鳴っていたんですけど、ちょうどその時、ほぼ真上で雷が光っていた状況で。そうかと思ったら大粒の雨から一気にあられになってバチバチバチと。最近よくある変な天気なんですけど」
地元の人が言う、よくある変な天気。
太平洋側と違い、冬に雷が多いのが日本海側です。なかでも、金沢は年間の雷日数が日本一。冬場は大陸から寒気が流れ込むため、特に海面が暖かい金沢の辺りは上空との気温差が大きくなり、積乱雲が発生しやすいそうです。
不安定な天気の所もありますが、8日夜は442年ぶりの天体ショーが待っています。
皆既月食に加え、天王星が月に隠れる惑星食も同時に発生。2つの天体ショーが同時に楽しめるのは、442年ぶりです。
皆既月食を見に来た人:「(Q.双眼鏡を持ってきた?)うん。なかなか見られないから、山梨にわざわざ来た。皆既月食を見るために」「すごく楽しみで、わくわくしている」「めちゃくちゃ楽しみ」
月が地球の影に入って隠される皆既月食。
国立天文台が作成したイメージ映像では、午後6時過ぎには東の空で月が欠けはじめ、午後7時過ぎには月全体が隠れます。そして最後に、天王星が月に隠れる「惑星食」が見られるということです。
気になる天気は…。
太平洋側を中心に月食はバッチリ見られそうですが、日本海側の地域では雨が降る所もあり、バッチリと見えるところは少なく、午前中、あられが降るなどしていた北陸などでは場所によっては雲の間から見ることができそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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