【新疑惑?】古ケーブル替えず磨いただけ? インドつり橋崩落事故(2022年11月2日)
インドでつり橋が崩れ落ちて130人以上が死亡した事故で、新たな情報です。事故前の補修工事でケーブルが交換されず、古いケーブルを磨いて塗装しただけだった可能性があると地元メディアが伝えました。
なぜ、つり橋は崩落したのか…。事故直前の映像では、大勢の人がつり橋の上に立ち止まっている様子が分かります。なかには写真を撮っている人も。
この日はヒンドゥー教の太陽に祈りを捧げる祭り「チャットプージャ」にあたり、つり橋の上で多くの人が祝っていたということです。
1人の男性が橋を揺らした直後に崩落したつり橋。橋の上にいた人たちは約10メートル下の川に転落しました。
画面手前側に落ちた人たちは壊れたつり橋の残骸につかまる様子が見える一方、画面中央あたりに落ちた人たちは、つかまるものがない状態で浮いているように見えます。
インド西部のグジャラート州モルビで起きたつり橋崩落事故。これまでに少なくとも130人以上が死亡。
事故当時、橋には約200人がいたと推定されていますが、正確な人数は分かっていません。
娘やおいなど8人でつり橋に出掛け、1人だけ救出された女性です。
救出された人:「私たち家族が戻ろうとした時、つり橋が崩落し、皆落ちてしまいました。誰も見つけられませんでした。私はケーブルをつかむことができ、1時間ぶら下がっていました」
事故が起きたグジャラート州出身のインドのモディ首相は1日、現場を視察。すでに遺族や負傷者に見舞金の支給を表明していますが、被害者へのさらなる補償を求める抗議デモが行われ、当局が取り締まる場面も見られました。
抗議デモに参加した人:「モルビで150人も死んだことに国民は怒っている!政府は嘘泣きする以外、何もしていない!」
この川は水深が浅く、川底に多くの岩があるため、転落した時にぶつかって亡くなった人が多いということです。
また、ほとんど流れがないため、水が濁って視界が悪いほか、水草が群生している場所があり、捜索を困難にさせています。
この橋は改修工事を終えて事故の4日前に通行が再開されましたが、現地メディアによりますと、工事を請け負った業者は橋を支える古いケーブルは磨いただけで交換しなかったということです。
請負業者はケーブルを修理する資格がないと話したとも報じられています。
想定以上の人がつり橋を渡ったことに加え、ケーブルの劣化が崩落につながった可能性が出てきました。
生存者によりますと、橋を支えるケーブルが切れ始めた時、避難しようにも密集していて動けなかったということです。
救助された人:「橋の上で動けなくなり、進めなくなりました。橋の真ん中にいた時、突然、崩落しました」
地元警察は過失致死などの疑いで工事を請け負った業者ら9人の身柄を拘束し、刑事責任を追及する方針です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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