“王将事件”送検時に異例の対応…検察官が署に出向き手続き 移送も襲撃リスク考慮か（2022年10月29日）
「餃子の王将」の運営会社の社長を射殺したとして暴力団幹部の男が逮捕された事件。１０月２９日午後、検察官自身が警察署に出向き送検する異例の対応がとられました。
１０月２８日夕方に福岡刑務所を出発し約１１時間かけて山科警察署まで移送された特定危険指定暴力団「工藤会」系幹部の田中幸雄容疑者（５６）。新幹線などを使わず車で移送したのは、暴力団側からの襲撃のリスクを考慮したとみられています。
こうした措置は１０月２９日の送検でも取られました。通常、逮捕された容疑者の身柄が検察庁に送られますが、今回は検察官が警察署に来て手続きを行う異例の対応となりました。警察は今後も襲撃などのリスクを回避しながら捜査を続ける方針です。
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