【「餃子の王将」社長射殺事件】組員の送検手続き“異例”対応で検察官が警察署に出向く…襲撃や逃亡などリスク考慮

【「餃子の王将」社長射殺事件】組員の送検手続き“異例”対応で検察官が警察署に出向く…襲撃や逃亡などリスク考慮

【「餃子の王将」社長射殺事件】組員の送検手続き“異例”対応で検察官が警察署に出向く…襲撃や逃亡などリスク考慮

9年前、「餃子の王将」を展開する会社社長が射殺された事件で、逮捕された暴力団組員の送検の手続きが行われました。検察官が警察署に出向く異例の対応です。

通常であれば警察官が容疑者を検察庁に連れて行きますが、今回は襲撃や逃亡など様々なリスクを考慮し、検察官が警察署に出向き取り調べるという、特別な対応を取っています。

特定危険指定暴力団・工藤会系の組幹部、田中幸雄容疑者は2013年12月、京都市山科区にある「王将フードサービス」の本社前で、当時の社長・大東隆行さんを拳銃で撃ち、殺害した疑いです。

田中容疑者は、別の事件で服役中だった福岡刑務所から山科警察署まで600キロ以上の距離を移送されましたが、あわせて9台の車両を使用するなど厳戒態勢を敷いたため、およそ11時間を要しました。

捜査関係者によりますと、田中容疑者は警察の調べに対し黙秘しているということですが、京都府警は福岡県警と合同捜査本部を設置し、組織的な関与も視野に入れ、調べを進めています。

田中容疑者が所属する工藤会は、一般市民や企業に対し銃撃など凶暴な暴力行為を行ってきたとして、全国で初めて「特定危険指定暴力団」に指定されていて、捜査にあたっても、異例な対応が続いています。
(2022年10月29日放送「news every.」より)

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