3年ぶり“行動制限なし”ハロウィーン 商店街は警戒と期待に分かれる(2022年10月28日)

3年ぶり“行動制限なし”ハロウィーン 商店街は警戒と期待に分かれる(2022年10月28日)

3年ぶり“行動制限なし”ハロウィーン 商店街は警戒と期待に分かれる(2022年10月28日)

 今年は3年ぶりに、行動制限のないハロウィーンシーズンを迎え、28日午後6時から路上などでの飲酒制限が始まりました。

 渋谷区は、条例に基づいて、28日の午後6時から、来月1日までの指定の時間で、渋谷駅周辺の道路や公園など、公共の場での飲酒を禁止します。

 渋谷区・長谷部健区長:「当然『バカ騒ぎはしないでくれ』と引き続き言っていきたい」

 これまで何度も、騒動が繰り返されてきた「渋谷ハロウィーン」

 仮装した若者などが押し寄せ、危険行為、痴漢、窃盗など、逮捕者が続出。

 コロナ禍の去年は、路上での飲酒禁止のルールが守られず、あちこちに泥酔した人たちが…。

 渋谷センター商店街振興組合・小野寿幸理事長:「ハロウィーンじゃない。変態仮装だ」

 強い言葉で憤っていたのは、渋谷センター商店街の小野理事長です。

 3年ぶりに行動制限がないなかで迎える「渋谷ハロウィーン」に、戦々恐々としています。

 渋谷センター商店街振興組合・小野寿幸理事長:「若者も自粛していたわけだから、若者の爆発で騒動が起こらなければ良いが。どこからともなくやって来るから、対策の打ちようがない」

 去年は、センター街の店舗の目の前で、仮装した若者と、外国人男性が乱闘。

 度重なる迷惑行為により、商店街の人たちは、ハロウィーンの時期が近付くと…。

 渋谷センター商店街振興組合・小野寿幸理事長:「アレルギー。またかと…。シャッターを壊したり、ウィンドーを壊したり、バカ者の集団がバカ騒ぎする場になっているから『いい加減にしろ』と言いたい」

 今年は、水際対策の緩和で、さらに多くの外国人観光客が訪れると予想されます。

 フランス人:「私もハロウィーン当日には、通りで皆と一緒に楽しみたい」

 路上での飲酒が禁止される前の27日は…。

 通りでアルコールを飲みながら、たむろする、外国人の集団も見られました。

 街の人:「治安。全体的に皆暴れているイメージがあるので怖い」「深夜まで人がたまっているイメージはあるので、出歩くのは避けようかな」

 すっかり悪いイメージが定着してしまった「渋谷ハロウィーン」。

 センター街にある中国料理店です。通常、午後10時までの営業を、30日と31日の2日間は、閉店時間を5時間早め、午後5時に営業を終了します。

 中国料理白鳳・太田康信部長:「実際30日に予約が入ったが、渋谷がこういう状態になると説明したら、日付を変更してキャンセルになった。それもあり夜は閉めようと」

 過去には、ハロウィーンの時期に、入り口の敷地内に座り込んで、メイクをしていた集団がいたといいます。

 中国料理白鳳・太田康信部長:「『ここは敷地内でよそでやってくれ』と対応はしたが、その後仲間を連れてきていっぱい座った。センター街ではほとんどの店が困っている。営業妨害」

 一方で、街に人があふれるハロウィーンをチャンスとみる店も。

 光屋・曽我翔太郎さん:「去年との対比で現時点で1.5倍ほどの予約がある。客が渋谷に遊びに来てハロウィーンを感じられる内装とコース料理を用意している」

 商店街の組合では、28日夜、自主パトロールを行い、路上飲酒などを監視するといいます。

 渋谷センター商店街振興組合・小野寿幸理事長:「何が起こるか分からないのが怖い。思わぬトラブルがないようにしてもらいたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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