寺田総務大臣、報告書「事務的ミス」認める 野党「辞任しけじめを」|TBS NEWS DIG
寺田総務大臣は、地元の後援会の政治資金収支報告書に、すでに亡くなっている会計責任者が記載されていたことについて「事務的なミスだった」と訂正する考えを示しました。
寺田稔 総務大臣
「あらかじめ用意をしてあったですね、この署名、会計責任者を出してしまったと。これもう事務的なミスでありましたということでありまして。直ちに適正化すなわち是正をするようにですね、お願いをしたところでございます」
野党側は、寺田大臣の地元の後援会の政治資金収支報告書に、すでに亡くなっている会計責任者が記名、押印されていることを指摘し、「収支報告書の偽造で違反ではないか」と批判しました。
寺田大臣は衆議院・総務委員会で「事務的ミス」だと認め、訂正する考えを示す一方、「会計責任者が不在であっても職務代行者が適正に行った」と主張。ただ、その職務代行者が誰かと問われ、「具体的に誰が作成したかまではまだ確認がとれていない」と答弁しました。
一方、その収支報告書に添付された「宣誓書」をめぐり、26日の国会で、「宣誓書の偽造は政治資金規正法違反ではないか」との野党側の質問に、寺田大臣は「そのような理解で正しいと思います」と答弁していましたが、27日になって「事務的に確認した結果、宣誓書については罰則の対象になっていない。昨日の答弁は訂正させていただきたい」としました。
収支報告書が法律に従って作成したもので間違いないと記載された「宣誓書」には、同じくすでに亡くなった会計責任者の名前と押印があります。
立憲民主党 奥野総一郎衆院議員
「亡くなった方ですからね。きちんと証明なんかできませんから。答えているとは思いませんし、それを偽造した場合に、何ら法的責任が問われないというのは私はおかしなことだと思います」
寺田稔 総務大臣
「今偽造と言われましたけど、これ偽装かどうかもわからないわけですね。本人がちゃんとハンコを押して、これでやってくれと託していた可能性もあるわけでありまして」
立憲民主党 奥野総一郎 衆院議員
「見て初めて真実だって証明するわけですよね。見てもいないものについて署名するなんていうのは、それこそ有り得ないし、大臣の言う言葉とは思えません。びっくりしましたよ」
立憲民主党の長妻政調会長は、「政治資金を所管する最高責任者の1人であり大臣の職を辞するということが選挙実務に対する一つのけじめではないか」と寺田大臣の辞任を求めました。
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