12年前の無関係画像？ロシア公開の「ウクライナの“汚い爆弾”製造施設」｜TBS NEWS DIG
ロシア外務省は「ウクライナが『汚い爆弾』を使う恐れがある」として、その証拠とする画像を公開しましたが、これは別の写真を盗用したものとの指摘がでています。
26日、核戦力を備えた部隊の軍事演習を行ったロシア。核弾頭が搭載可能な大陸間弾道ミサイルや潜水艦発射弾道ミサイルの発射などが行われました。
そのロシアは「ウクライナが『汚い爆弾』を使う恐れがある」と繰り返し主張。
ロシア プーチン大統領
「ウクライナが挑発のため『汚い爆弾』を使用する計画が知られている」
こうしたなか、ロシア外務省がツイッターにこんな投稿をしました。
ロシア外務省（ツイッター）
「ウクライナの2つの組織がいわゆる“汚い爆弾”の製造を命じられたとの情報を入手した」
投稿には「ウクライナの“汚い爆弾”」とする画像が添付されています。ところが…
スロベニア政府
「ロシア外務省が使用した画像は2010年のスロベニアの放射性廃棄物管理機構のものだ」
スロベニア政府はこの画像について、12年前にスロベニアの機関が放射性廃棄物に関する説明を行った際に使用したものだと反論。写っているのは煙感知器だとしています。これまでのところ、この指摘に対するロシア側の反応はありません。
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