「京都・亀岡10人死傷暴走事故」も…家裁が少年事件の記録廃棄(2022年10月26日)
家庭裁判所で少年事件の記録が相次いで廃棄されていた問題で、10年前に京都府亀岡市で発生した児童ら10人が死傷した暴走事故の記録も廃棄されていたことが分かりました。
2012年、亀岡市で、当時18歳の少年の車が集団登校の列に突っ込み、小学生や妊娠中の女性ら10人が死傷した事件は、危険運転が厳罰化されるきっかけとなりました。
京都家裁は、車に乗っていた少年6人のうち、保護観察や少年院送致の処分とした3人の記録などを、2019年から去年にかけて廃棄していたということです。
最高裁は、少年事件の記録を「必要」と判断した場合、永久に保存するよう、各地の裁判所に指示していて、当時小学2年の娘を亡くした小谷真樹さんは、「法律改正の契機になったものでも廃棄している。逆に、何を残すというのか」と話しています。
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