名物誕生のドラマ!看板と人気メニューが違う“なのに“グルメの人気店|TBS NEWS DIG
人気のラーメン屋さん“なのに”…。老舗のうなぎ屋さん“なのに”…。看板メニューと人気メニューが全く違う、選りすぐりの「な・の・にグルメ」をご紹介します!
■ラーメン屋さん“なのに”オムライスが大人気 一体なぜ?
お店の看板メニューと人気メニューが全く違う「な・の・にグルメ」。
こちらは、新宿区で創業64年のラーメン屋さん「メルシー」。近所にある早稲田大学の学生や地元の方に長年愛されているその理由は、看板メニューのラーメン。ワンコインでいただけるお財布に優しい一杯です。
ところが、大人気のメニューはもう一つ。ラーメン屋さんなのに、オムライスが大人気なんです。ゴロっと入った具材が食欲をかき立てる、昔ながらのオムライス。お値段は650円と、これまた学生さんには嬉しい。
お客さん
「玉ねぎとかがシャキシャキしてて、食べてて幸せな気持ちになります」
「中に入ってる肉の食感も僕は好きです」
そもそも、ラーメン屋さんなのに、なぜオムライスを提供しているのでしょうか?
メルシー 小林一浩さん
「昔、喫茶店やってたので、その名残で」
その喫茶店「メルシー」を戦前創業したのは、ご主人のお父さんの日出男さん。洋食自体が珍しかった当時、オムライスは大人気のメニューだったそう。喫茶店からラーメン店に転業する際、メニューとして残すことに。そうして「ラーメン屋さんのオムライス」の味は、60年以上も守られてきました。
メルシー 小林一浩さん
「大切にしていることは、(先代の)味を変えないってことですね。40年50年来てくれるお客さんいるので。先代と同じで、おいしいものをボリュームがあるものを安く学生さんに食べてもらうっていうことですね」
■うな重のお店“なのに”週一限定のアレに大行列
続いては、東京・池袋にある創業49年の「うな達」。看板メニューは、タレが自慢のうな重(1500円)。実は、お手頃な値段も嬉しいこのうな重に負けずとも劣らない、超レアな「な・の・にグルメ」があると言います。
その秘密が明かされるのは、金曜日。朝9時半に大将が出勤。すると、開店2時間前だというのに、常連客の姿が。「うな達」の常連客、窪田智雄さんは毎週金曜日のこの時間、必ず一番乗りで来店するというツワモノ。
大将が準備している間にも、店の外は開店30分前でこの長蛇の列。
実はこちらのお店、うなぎ店なのにカレーが大人気なんです。しかも週に1度、金曜日だけ食べられる150食限定のランチメニュー。
常連客 窪田智雄さん
「2時間待っても3時間待っても食べたい味ですね」
お客さん
「ちょっとピリ辛で昔ながらのカレーって感じでおいしいです!」
行列に並んでようやく味わえるカレーはなぜ生まれたのでしょうか?
うな達 木村達志さん
「まかないですね。あげてたんじゃないかな~最初は」
先代のご主人が、従業員のために振る舞っていたまかないのカレー。その味があまりにも好評だったため、うなぎ屋さんのメニューに格上げ。驚くのはその調理時間。
うな達 木村達志さん
「うなぎは5分、10分。カレーは3日かかる。3日かけて作らないとうちのカレーになんない」
まず、豚のゲンコツで出汁を取り、具材を煮込み、うまみを最大限に引き出すため一晩寝かせます。2日目はこだわりの味付け。チョコレートや黒糖を加えた甘いスープを煮込んで一晩寝かせて、3日目に3種類のスープを混ぜ合わせて、仕上げにスパイスを加えて煮込みます。こうして3日間かけてカレーが完成。20年以上前から据え置きのお値段はなんと並盛430円。
お客さん
「毎週金曜の定例になってます」
「安くておいしくて金曜日の日課になってて、これ食べないと週末を迎えられない」
限定の150食は、いつもランチの1時間で完売。週に一度の「超レアなカレー」なんですね。
うな達 木村達志さん
「(お客さんから)週2回やれば?って冗談じゃないよ!」
■おそば屋さん“なのに”ラーメンが人気 その深い理由に店の歴史アリ
続いては、新宿区にある創業87年の老舗おそば屋さん「そば処四谷更科」。三代目の高橋正さん(52)が丹精込めて打つ、のどごしの良い二八蕎麦が自慢です。
ところが、二代目の高橋一美さん(86)が打っているのは・・・
そば処 四谷更科 高橋一美さん
「(Q.これ、そばですか?)いや、ラーメン打ってます」
そう、おそば屋さんなのに、ラーメンが大人気なんです。
麵だけじゃありません。豚骨、鶏ガラ、ネギを煮込んだ本格スープに、そば打ち職人が打ったラーメンの麺を投入。あっさりしながらも深い味わいのスープはモッチモチでコシのある麺との相性が抜群なんです。
そば処 四谷更科 高橋正さん
「ラーメンは更科そのもの」
“ラーメンはお店の歴史そのもの”とは、どういう事なんでしょう?
昭和10年、初代の七四郎さんが「そば処 四谷更科」を創業。しかし、当時希少だったそば粉はなかなか手に入らず、おそばを全く出せなかった時期も。そこで、二代目の一美さんが学生だったころ、戦後の闇市で小麦を入手。おそば屋さんなの…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20221024-6047784)
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