習氏“一強体制” 「ここまでやるのか」驚きの声も(2022年10月23日)

習氏“一強体制” 「ここまでやるのか」驚きの声も(2022年10月23日)

習氏“一強体制” 「ここまでやるのか」驚きの声も(2022年10月23日)

 異例の3期目となる、習近平最高指導部の顔ぶれが固まりました。狙いはどこにあるのでしょうか。北京から報告です。

 (冨坂範明記者報告)
 新しい最高指導部の顔ぶれです。新しく入った4人はいずれも習氏に近い人物で、長年中国政治を研究してきた研究者からも「ここまでやるのか」と驚きの声が上がっています。

 象徴的なのが次期首相、ナンバー2に抜擢された李強氏です。李強氏は上海市トップとしてロックダウンを行った際に市民の強い反発を買いましたが、失点とはならず、今回の昇進となりました。

 一方、異例の退席で物議をかもした胡錦涛氏の派閥は、最高指導部から完全に消え、習近平氏の権力集中はほぼ完成したともいえます。

 一強体制の強化で反対の声がますます出しづらくなるのではないか、今回の顔ぶれにはそんな不安も感じさせます。
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