お歳暮商戦にも円安&物価高が影響!?食用油や調味料など定番商品に力入れる百貨店も(2022年10月21日)
円安や物価高は「お歳暮商戦」にも影響や変化を与えているのでしょうか。
10月21日朝の関西空港。
(記者リポート)
「本日、円からドルへの両替は152円以上で両替されています」
歴史的な円安に訪日客は次のように話します。
(訪日客)
「(円安は)ナイスボーナス、うれしいです。(日本で)たくさんお金を使いました」
「安い方がいいよね。円が安くなるほど日本に来やすいよね」
そして、もう1つ歴史的な数字が発表されました。家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる9月の「全国の消費者物価指数」は、変動の大きい生鮮食品を除いて去年より3.0%上昇しました。消費税増税の影響を除くと31年1か月ぶりの歴史的な上昇幅です。食用油や食パンなど生鮮食品を除く食料も4.6%上昇。約41年ぶりの水準です。
家計への負担は今週に始まったお歳暮商戦にも影響を与えているのでしょうか。
(お歳暮を買いに来た人)
「(Q何を贈りますか?)ハムとお酒とお菓子です」
「(Q何を贈りますか?)かずのことめんたいこのセットです」
【デパートの様子 1978年】
(リポート)
「デパートでついにお歳暮の内見会が始まりました。年の瀬ですね」
(客)
「(Qお歳暮は絶対必要ですか?)お歳暮と中元は絶対」
「(Q毎年どれぐらい贈りますか?)50社。売り上げによってABCランク(に分けて)」
かつてのお歳暮商戦では「ローラー作戦」と題して入社1年目の社員が自転車に乗って家庭や企業をまわり注文を取っていた百貨店もありました。しかし、近年は企業の経費削減やお歳暮などをしない人も増え、百貨店側は贈る相手の年代や好みに合わせたプレゼントのような品物や、コロナ禍の巣ごもり需要を意識した商品が人気を集めています。
そんな中、今年のお歳暮商戦の様子を見てみると…。
(近鉄百貨店・営業政策本部 北村真一課長)
「昨今の値上げが非常にお客さまの負担になっていることもございますので、必需品の調味料とかそういった定番商品にも力を入れています」
今年の夏の「お中元商戦」では定番商品の売り上げが復活。特に値上げの代表ともいえるサラダ油や調味料のセットを選ぶ客が増えたといいます。そこで、今年のお歳暮商戦でも日常的に使える商品や値上げが話題になったビールやコーヒーなどの在庫を前年の2割増しで用意しました。お客さんの反応はどうなのでしょうか。
(客)
「油系をいただけたらうれしいですよね。主婦って少しでも高くなると手が出ないんですよね。それをいただけたらハッと思いますけど」
一方で…。
(客)
「どちらかというと、ふだん自分が買わないようなものをもらうほうがうれしいです」
喜んでくれる顔を思い浮かべながら…今年は何を選びますか?
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