五輪汚職 ADK前社長 賄賂性の報告受けるも放置か(2022年10月21日)

五輪汚職 ADK前社長 賄賂性の報告受けるも放置か(2022年10月21日)

五輪汚職 ADK前社長 賄賂性の報告受けるも放置か(2022年10月21日)

 東京オリンピックを巡る汚職事件で、ADKホールディングスの前社長が組織委員会の元理事側への資金提供は賄賂に当たる可能性があるとの報告を受けたにも関わらず、対応しなかったとみられることが分かりました。

 組織委員会の元理事・高橋治之容疑者(78)は大会スポンサーの契約業務を巡り、ADKホールディングスの前社長・植野伸一容疑者(68)ら3人からおよそ4700万円の賄賂を受け取った疑いが持たれています。

 関係者によりますと、ADKホールディングス側は高橋容疑者側への資金提供について、複数の弁護士から「賄賂に当たる可能性がある」との指摘を受けていました。

 植野容疑者にも報告がありましたが、対応がないまま支払われたとみられます。

 一方、植野容疑者は東京地検特捜部の調べに対し「弁護士から指摘は受けていない」と話しているということです。
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