【“配慮求める”マーク】マークさまざま…見かけたら
椎名林檎さんのグッズが酷似しているとして注目された「ヘルプマーク」。外見から分からなくても援助や配慮を必要とすることを表すものですが、他にも配慮を求めるマークは多くあります。知識を身につけた上で、見かけた時にどう配慮すればいいのでしょうか。
■義足や難病などの人のヘルプマーク
有働由美子キャスター
「歌手の椎名林檎さんのアルバム特典のグッズが、デザインを改定して発売延期となりました。ヘルプマークと似ていると指摘されたためです。このヘルプマークは、義足や難病の方など外見から分からなくても援助や配慮を必要としている、というものです」
「一番大事なのは、私たちはどう配慮すればいいのかということです」
■障害者や妊婦への配慮を求めるマーク
小栗泉・日本テレビ解説委員
「当たり前のことになるかもしれませんが、困っていそうな人がいたら声をかける、席をゆずるなど、思いやりのある行動を取りたいですよね」
「配慮が必要なものには、障害者や視覚障害者への理解や協力をお願いする国際シンボルマークや、妊婦であることを示すマタニティマークなどがあります」
有働キャスター
「この3つはよく見かけます」
■辻さん「マークを含めた知識が大事」
小栗委員
「他にもいろいろな種類のマークがあります。『ハート・プラス マーク』は内臓など体の内部に障害がある人を表し、このカードを提示されたら、優先席に座る、障害者用の駐車スペースに停めるなどを希望していることがあり、理解と協力が必要です」
「『耳マーク』は、耳の聞こえが不自由なことを示しています。このマークを提示されたら、ゆっくり、はっきり話す、筆談したり身振りで表すなどの配慮が必要です」
辻愛沙子・クリエイティブディレクター(「news zero」パートナー)
「マークは身につけていませんが、私は右耳が聞こえません。目に見える形ではなくても、体やメンタルに不自由を感じていらっしゃる方は、私もそうですが、みんなと同じように日常にいます」
「他にも赤ちゃんやその親御さんもそうですが、みんなでサポートし合えるといいなと思います。そのために思いやりもそうですし、マークを含めて知識もとても大事だなと思います」
有働キャスター
「その知識を私たちが知らないと『どうしていいか分からない』ということにもつながります。『内閣府 障害者に関するマーク』で検索すると、政府がまとめているサイトに行けますので、ぜひ参考にしてみてください」
(2022年10月19日放送「news zero」より)
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