【独自】“スパイ罪”で懲役6年の邦人 中国での拘束状況を初証言 “半年間で太陽を見たのは一日だけ” | TBS NEWS DIG #shorts
中国でスパイ行為に関わったとして起訴され、懲役6年の刑期を終えて帰国した日中交流団体の理事長だった男性がJNNの単独インタビューに応じ、拘束された当時の状況について初めて証言しました。
鈴木英司氏(中国で拘束された瞬間について)
「私をその5人の男が車の中に押し倒したのです。お前たちなんだ!って言ったら『北京市安全局です』と」
鈴木英司氏。日中交流団体の理事長だった2016年7月、北京空港でタクシーを降りた途端、5人の男に無理やり車に押し込まれたと話します。拘束からおよそ3年後、鈴木氏はスパイ行為に関わったとして、非公開の裁判で懲役6年の実刑判決が言い渡されました。
帰国後初めて、拘束後に受けた半年間の取り調べの際の扱いについて明らかにしました。
鈴木英司氏
「24時間4交代(監視)ですね。トイレに入るときもトイレのドアに立って見てます。(半年間で)太陽を見たのは一日だけです。きつかったですね」
判決では「日本政府の機関の任務を受け、北朝鮮に関わる中国政府の情報を提供した」などとして、“スパイ行為”に認定されたといいます。一方、鈴木氏は日本政府からの任務は受けておらず、意見交換はしたものの、“機密”として扱われる情報も得ていないと訴えます。
鈴木英司氏
「スパイをするという動機もなければ。私は随分抵抗しました」
中国のやり方に「激怒している」と憤る鈴木氏。一方で、隣国の中国について、経済面で“特別な関係”としたうえで、「第二の自分を生まないためにも、中国との関わり合いは続けていくべき」と交流の必要性を強調しました。
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