【台風】“熱帯低気圧”発生へ 沖縄・観光業に大打撃「全国旅行支援始まったのに…」(2022年10月13日)
今後、関東の南の海上では、熱帯低気圧が発生する見通しです。10月も続く台風シーズン。3年前には、100人以上の死者が出る台風災害が起きています。
■10月も要警戒…「平年で3個」台風発生
太田景子気象予報士:「今、日本の南には、雲の塊がいくつもあり、そのうちの一つが発達して、週末から週明けにかけて沖縄地方に近付く可能性がある」
本州のはるか南の海上にある低気圧は今後、熱帯低気圧になり、西寄りに進む予想です。
台風に発達する恐れはないとみられていますが、週明けにかけて沖縄県の石垣島など先島諸島を中心に、荒れた天気となる恐れがあります。
しかし、この先も注意が必要です。
太田気象予報士:「台風の発生は8月、9月をピークに徐々に減ってくるが、10月も平年では3個くらい台風が発生」
■3年前…“死者100人以上”台風災害も
過去にも、各地に大きな被害をもたらしている10月の台風。記憶に新しいのが、3年前に猛威を振るった台風19号、いわゆる「令和元年東日本台風」です。
東日本を中心に記録的な雨が降り、40年ぶりに100人以上の死者が出る台風災害となりました。
長野県では、6つの河川で堤防が決壊。被害は関東各地にも及びました。
激しい雨の影響で多摩川が氾濫。その結果、川崎市武蔵小杉のタワーマンションが冠水するなど、大きな被害が出ました。
13日にも、発生する見通しの熱帯低気圧。今後の影響は…。
太田気象予報士:「日曜日ごろからは、熱帯低気圧の影響で沖縄は大雨となり、先島諸島を中心に大荒れとなる恐れがある」
■沖縄大荒れに「旅行支援始まったのに…」
週末から天気が崩れる予報の沖縄地方。観光業には大きなダメージとなりそうです。
big beach・大浜之浩代表:「ベストなコンディションの海と青空と八重山・沖縄の海を提供したいけど、天気ばかりには勝てないので、心が痛いですね」
こう話すのは、石垣島でマリンアクティビティーの店を経営している男性です。先月の台風の影響も大きかったといいます。
大浜代表:「(Q.予約者数が減ったとか?)減りましたよ、バババッと。いっぱい(予約を)頂いていたが、予約もキャンセル、キャンセルで」
そのため、11日から始まった「全国旅行支援」には期待していますが…。
大浜代表:「せっかく旅行支援が始まって、これからという時に、北寄りの風が吹いていて。今、出港できていない状況、きのうから。頂いているゲスト様をどう調整しようかと、頭を抱えています。コロナ明け3年間、我慢してから、お客様がいっぱい入ってきている状況でのお休みというのは、中止というのは痛いんですけど。台風ばかりは、小さいころから生まれも育ちもここなので、受け入れるしかない」
(「グッド!モーニング」2022年10月13日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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