【不明女児と判明】旧江戸川の遺体 7歳女児と特定 足取りに残る多くの謎(2022年10月6日)

【不明女児と判明】旧江戸川の遺体 7歳女児と特定 足取りに残る多くの謎(2022年10月6日)

【不明女児と判明】旧江戸川の遺体 7歳女児と特定 足取りに残る多くの謎(2022年10月6日)

 旧江戸川で見つかった女の子の遺体が行方不明になっている南朝芽さんと判明されました。現場から報告です。

 (佐々木快アナウンサー報告)
 南朝芽さんの靴と靴下が見つかった現場です。すぐかたわらには6日は花が手向けられました。献花に訪れた人は、何度も何度も朝芽さんの名前を口にしてそっと花を手向けました。

 そして、本当にこの場所を通ったのだろうかと小さな声を漏らしました。

 朝芽さんの足どりについてはいまだ多くの謎が残されています。

 現場には、10月とは思えない冷たい雨が降り注ぎます。

 祈る人、川面を眺め立ち尽くす人…。それぞれの思いを抱え、現場を訪れます。

 現場を訪れた人:「(Q.何をお供えした?)お子様用のジュースとお菓子。お子様の好きそうな物を買ってお供えに来ました。一人のお子様が亡くなられているので神妙な気持ちでいっぱいです」

 捜索現場に動きがあったのは、6日昼前のことです。

 次々と岸に戻るボート。ボンベをおろす潜水士の姿も見えます。そして一報が入ります。

 4日、旧江戸川で見つかった女の子の遺体について、DNA型鑑定の結果、行方不明となっている松戸市の南朝芽さんと特定したと明らかにしました。警察は、家族には報告したということです。

 行方不明となり、7日で2週間です。

 朝芽さんの家の近所の人:「キックボード乗ってて、ショートヘアの子が乗ってて、元気でしたね」

 同じ学校に通う子どもを持つ親:「同じ学校の子として心配ですし、悲しいなというか早く見つかってほしい気持ちでした。なんか悲しい気持ちと、信じたくない気持ちと、複雑な気持ち」

 朝芽さんの家の近所の人:「とても近所の子だったのもあって、すごく心配していたので残念で仕方がない。やっぱり…とても大事なお子さんだと思うので、こんな結果になってとても残念。元気な姿で戻ってほしかったですけど、とりあえず親御さんの元に戻られて、朝芽ちゃんも少し安心できたのかな」

 朝芽さんの家族は5日、コメントを出していました。

 朝芽さんの家族(きのう):「きょうは自宅でずっと警察からの連絡をひたすら待っていました。まだ身元が明らかになっていないので何とも言えませんが、近日中にこれまで朝芽さん関心を寄せてくれた人たち、色々と力を貸してくれた人たちに対して、感謝の気持ちを伝えたいと思っています」

 朝芽さんの行方が分からなくなったのは9月23日、3連休の初日です。午前11時半ごろ、朝芽さんはピンク色のキックボードを持ち、1人で公園へ向かいました。

 防犯カメラの映像が撮られたのは先月23日の正午ごろです。白い車の男性も覚えていました。

 目撃した人:「速く目の前を走っていった。ビューって。なにしろ速かった」

 待ち合わせの公園から、およそ900メートル離れた流山市の公園でキックボードが見つかっています。

 近隣住民:「皆さん捜している時にキックボードが落ちていた。ピンクの。(公園の)入り口辺りだと思う。午後3時すぎ」

 朝芽さんは、この公園に母親と来たことがありました。

 朝芽さんの家族:「朝芽は1度通った道や、行った場所を覚えることが得意なので、過去に母と通った道や、車で行ったことがある場所に向かった可能性もあります。キックボードは乗り飽きてしまったら乗り捨てることもよくあります」

 公園からおよそ300メートル離れた河川敷で朝芽さんの靴と靴下が発見されたのは、その翌日です。

 公園から、土手へ向かったのでしょうか。

 朝芽さんの家族:「土手には、母と階段を登って遊びに行くことがありました。気分が上がり、1人で向かう可能性があります」

 その後、およそ1キロ離れた下流の取水口から朝芽さんの帽子が見つかりました。

 事態が大きく動いたのは今月4日です。朝芽さんの遺体が見つかりました。場所は、靴と靴下が発見された地点から直線距離にしておよそ15キロ下流です。

 5日、司法解剖が終わり、遺体に目立った外傷はなく溺死(できし)した可能性があることが判明。遺体の状態から水を大量に飲み込んで死亡したとみられます。

 そして6日、DNA型鑑定の結果、朝芽さんの両親と親子関係が認められるとして、遺体を朝芽さんと特定しました。

 朝芽さんと同じ小学校の子どもの母親:「友達の友達だったので、こんなふうになる前からメールで『知らない?』みたいな話は聞いていたので心配していた。子どもも同級生なので」

 年が近い子どもの母親:「子どもが同じくらいの年齢なので、パーッとどこかに1人で遊びに行ってしまうんです。今までならそういうことも経験の一つで必要かなと我慢することもあったが、ニュースを聞いてから心配になって、少しでも姿が見えないと心配になって『行かないで』と呼び止めるようになった。ただただ言葉がないです。胸が痛いというか」

 近所に住む人:「本当に残念。まだ事件か事故か確定したわけではないですけど、亡くなってしまったということが確定したので、それは本当に残念な気持ち」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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