【旧統一教会】一転…“霊感商法トラブル”認める　新改革案「月収3割超献金は記録」(2022年10月5日)

【旧統一教会】一転…“霊感商法トラブル”認める　新改革案「月収3割超献金は記録」(2022年10月5日)

　2009年以降、霊感商法は1件もないとしていた旧統一教会。4日、一転して霊感商法の相談があったことを認めるとともに、今後は月収の3割以上の献金について記録を残すことを発表しました。

■一転“霊感商法トラブルあった”

　世界平和統一家庭連合　教会改革推進本部・勅使河原秀行本部長：「国の相談窓口に相談せざるを得なかったということは、本当に申し訳なく思っております。心からおわび申し上げます」

　会見冒頭、謝罪した旧統一教会の勅使河原本部長。2012年度以降、消費者庁に1000件を超える相談が寄せられていたことなどについて、パネルを使って説明しました。

　勅使河原本部長：「霊感商法と言われるものの相談は、全体が1441件。この1441件のうち、家庭連合のものは27件、約1.9％。圧倒的に少ないのが、実態であるということが分かります」

　しかし、先月の会見では、次のように述べました。

　勅使河原本部長：「私の認識では（旧統一教会による）霊感商法は1件もないはずです。2009年以降は」

　2009年以降、霊感商法は「1件もない」と主張していました。この矛盾について問われると、次のように答えました。

　勅使河原本部長：「1件もないということには、矛盾致しますが。ただ極めて少ないということは、ある程度、実証されたのではないか」

■旧統一教会　政治家の支援“継続”

　月収の3割を超える献金については、家族の同意の有無を記録に残すなどの新たな改革案も発表しました。

　ただ、元2世信者からは、次のような意見もあります。

　旧統一教会・元2世信者：「（月収の）10分の3を献金すれば、ほとんど手元に残らない。搾取しすぎて、まひしているのではないかと」

　一方、政治家の支援ついては、継続する考えを示しました。

　勅使河原本部長：「世界平和連合は、私たちの思想・信条と同じような考えを持つ政治家の皆さんにアピールして、あるいは応援することはある」「（Q.今後も続けていく？）改革を真摯に推進して、信頼を取り戻していく」

（「グッド！モーニング」2022年10月5日放送分より）
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