「ウクライナ侵攻で北朝鮮の兵器実験がフリーハンドに」アジアプレス石丸次郎さん解説(2022年10月4日)
10月4日朝に北朝鮮が発射したミサイル。日本の上空を通過するのは2017年9月以来で、飛行距離は過去最長の4600kmと推定されています。
北朝鮮の取材を続けるアジアプレス・インターナショナルの石丸次郎さんは、今回のミサイル発射のタイミングについて、『北朝鮮にとって都合が良い世界情勢』が背景にあるといいます。
(石丸次郎さん)
「ウクライナにプーチンが侵攻したということで、ヨーロッパに釘付けになる。北朝鮮にとっては今こういう兵器実験をするということにフリーハンドになりつつあるというような状況」
また金正恩総書記が2019年末に宣言した「正面突破戦=核保有国としての道を進んでいく方針」が、国内の新型コロナウイルスの落ち着きにより再スタートしたのだと指摘します。過去最長の飛行距離だったことについては次のように話します。
(石丸次郎さん)
「日本を狙っているのではない。越えた先にはアメリカ本土があります。それは今回4千数百kmですから届くものではありませんけれども、しかしながらハワイとの間に落ちたわけですから、どんなに圧力があっても核開発ミサイル開発を諦めませんよ、そういうメッセージだと思います」
一方で、北朝鮮の人々が経済的に厳しい状況が続く中でのミサイル発射。北朝鮮国内に誇示できるミサイルであったのでしょうか?
(石丸次郎さん)
「それは、これから数日のうちに、今回の発射映像を出すかどうかによりますよね。金正恩政権が国民に見てほしい場合は見ろという指示を出すんです。今日、明日中にテレビ映像が出るかどうかで判断したらいいと思います」
▼MBS NEWS HP
https://ift.tt/yVTbkiB
▼最新ニュースや特集を毎日配信 チャンネル登録お願いします!
https://www.youtube.com/c/MBSnewsCH?sub_confirmation=1
#ミサイル #通過 #北朝鮮 #北朝鮮 #ウクライナ侵攻 #飛行距離 #MBSニュース #毎日放送
コメントを書く