岸田総理が異例の旧統一教会“名指し”所信表明演説｜TBS NEWS DIG

岸田総理が異例の旧統一教会“名指し”所信表明演説｜TBS NEWS DIG

内閣支持率の低迷にあえぐ岸田総理。支持率回復を期したのか。今日始まった臨時国会の所信表明演説では異例の発言がありました。

所信表明演説の冒頭。岸田総理はこう訴えました。

岸田総理
「旧統一教会との関係については、国民の皆さまの声を正面から受け止め、説明責任を果たしながら信頼回復のために各般の取り組みを進めてまいります」

内閣の所信表明演説で個別の団体を名指しで言及するのは極めて異例。ただ・・・。

細田博之 衆院議長
「（Q．記者会見の予定はあるか）なるべく早く出しますから（Q．次も紙だけなんですか）」

教団をめぐる問題は収まる気配がありません。きょう、山際大臣は教団の韓鶴子総裁と会った記憶があったのに、これまで公表してこなかったことを認めました。

山際大志郎 経済再生担当大臣
「（総裁と）どこかで会ったのは覚えていたが、どこだったか分からない以上、その話をするのは不正確なので、お話ししなかった」

立憲民主党 泉健太代表
「瀬戸際大臣と言われるようですね。お辞めいただくのが相応しいんじゃないか」

しかし、自民党ではこんな考え方が大勢です。

自民党の閣僚経験者
「山際大臣のクビを切ると閣僚の辞任が続きかねない。山際大臣には矢面に立ってもらわないと」

支持率回復に向けた切り札はあるのか。きょう、岸田総理が最優先課題として訴えたのが「経済の再生」です。

岸田総理
「家計・企業の電力料金負担の増加を直接的に緩和する、前例のない思い切った対策を講じます」

岸田総理は円安のメリットを引き出し、年間5兆円を超える訪日外国人の旅行消費額を目指すことなども訴えました。

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