「ギリギリほんとギリギリですね」街の居酒屋も大打撃『ビールを何ケースも買いだめ』(2022年10月3日)
今年10月に入り、回転寿司やハンバーガー、牛丼などの食品類が続々と値上がりしています。値上げラッシュは消費者だけではなく街の飲食店などにも打撃を与えています。
全国に515店舗を展開する大手回転すしチェーンの「くら寿司」。10月1日、長年“100円ずし”として親しまれてきた1皿110円(税込み)から115円(税込み)へと値上げするなど、新しい価格帯での営業がスタートしました。10月1日には価格が改定されたことを知らずに来店した客も多くいました。
(客)
「高くなるのは困りますね。給料はあんまり上がらないのにね」
「(子ども3人で)5000円~6000円くらいはいつもいくので、ちょっと変わりますね」
「『100円ずし』って言えなくなるのは悲しいですけど。高いものは食べずに」
値上げの背景にあるのは“食材調達のコストアップ”や“円安”です。一方で高価格帯については値下げして何とか客離れを抑えたい考えです。
(くら寿司広報 小山祐一郎さん)
「例えば2皿重ねて220円でご提供していた商品の大半は1皿165円に値下げをいたします。最小限のご負担で済むように努力して参りたいと思っていますので、何とぞご理解をいただければ幸いです」
また「日本マクドナルド」も9月30日から約6割の商品を10円~30円値上げ。その国の物価指数にもなっているビッグマックの価格は390円から410円になりました。
牛丼チェーン「吉野家」も10月1日から牛丼の並盛の価格を22円引き上げています。
帝国データバンクによりますと、10月中に値上げされる食料品は6700品目と今年最多。ビール大手4社もビール類やチューハイなどを10月1日の出荷分から一斉に値上げしました。缶ビールの値上げは各社とも2008年以来で約14年ぶりです。
値上げラッシュは街の飲食店にも打撃を与えています。大阪駅前第4ビル地下1階にある居酒屋「クラフト酒場・龍」でも、これまで300円(税込み)で提供していた大瓶ビールが350円(税込み)になりました。鶏のから揚げも450円(税込み)が480円(税込み)になりました。
(常連客)
「こちらのお店は元々安いんで多少上がってもしょうがないかなとは思うけど、まぁやめてほしいね」
「給料もしがないんで正直苦しい部分はあるんですけど、何とか工夫して耐えていかないといけないかなと思っています」
こちらの店ではビールを大量に買いだめしていました。
(くらふと酒場・龍 竹村健吾店長)
「これは値上がり対策ですね。9月中に買いだめを…。(ビールが)ドリンクの一番の主力商品なんで」
店長の竹村さんは何とか値上げ幅を抑えようと努力しましたが…
(くらふと酒場・龍 竹村健吾店長)
「ギリギリほんとギリギリですね。特に今回の10月からの酒類の値上がりは本当に大打撃ですね」
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