風速70m近く…大型ハリケーンが米に上陸 街は浸水・停電250万軒・250万人に避難指示(2022年9月29日)
大型のハリケーン『イアン』がアメリカ・フロリダ州に上陸しました。
勢力は5段階の上から2番目「カテゴリー4」です。風速は70メートル近くにまで達し、住民約250万人に避難指示が出されました。
アメリカメディアは“ハリケーン特別番組”で各地の緊迫した状況を伝えました。
CNN:「状況を見てもらおうとやってきましたが“止まれ”の標識がなぎ倒されています。自分の声はなんとか聞こえるので、できるだけお伝えします。信じられないほどの風です」
気象当局は、壊滅的な被害をもたらす恐れがあるとして、最大限の警戒を呼び掛けました。
船員:「(Q.大丈夫ですか?)大丈夫ですよ。向こうで、ハリケーンのせいでボートが流されて、私がここに縛りつけました。ここなら安全だと思ったけれど、風が強すぎて」
各地で高潮や大雨による浸水被害が相次いでいます。強風で電線が切れる被害も出ていて、250万軒以上が停電しているといいます。
それだけにとどまらず、メキシコ湾の石油生産のうちの9%が、28日は『イアン』の影響で閉鎖されていました。
落ち着いていたガソリン価格が再び上がるのではないかと、中間選挙を控えたバイデン大統領は気が気ではありません。
バイデン大統領:「ひとつ警鐘を鳴らしたい。石油・ガス事業者の幹部に言いたい。決して、これを口実にガソリン価格を引き上げ、市民を苦しめることはしないでください。ハリケーンによる石油生産への小さな影響が、ガソリン代を引き上げる言い訳になってはなりません」
『イアン』は、上陸とともに「カテゴリー1」に下がり、現在は熱帯低気圧に変わりました。
しかし、時速13キロでのろのろと北上しているため、大雨や洪水などの被害の拡大が心配されています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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