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急増“SUP”の水難事故 コロナ前の倍以上 息子亡くした母が語る海の恐怖|TBS NEWS DIG
優雅に水上の自由を楽しむスタンドアップパドルボード。ハワイ発祥のマリンスポーツですが、事故が急増しているとして海上保安庁が注意を呼びかけています。
川にボードを浮かべ、雄大な自然を満喫する人たち。パドルをこいで水上を自由自在に移動するスタンドアップパドルボード=通称「SUP」と呼ばれるアクティビティーです。ボードの上でヨガをして過ごすなど、使い方は思い思い。コロナ禍でも密をさけることができると人気が高まっています。
一方で年々事故も増加。海上保安庁によりますと、事故の件数はコロナ禍以前の倍以上にふくれあがっています。
なかには痛ましい死亡事故も起きています。
長男を水難事故で亡くした中島さん
「本当に楽しい時間を過ごすはずだったんですけど、遊びに行ってくるねといって出て行った。これに乗っていってしまったの」
中島さんの長男(当時41)は8年前、サップの事故で命を落としました。
鹿児島県奄美大島への家族旅行。その日は天気もよく、長男(当時41)はサップに6歳の娘と、友人の子ども(7歳)を乗せて海にでました。しかし数百メートル沖で強風にあおられ、海に投げ出されたのです。ライフジャケットは着けておらず、3人は離ればなれになりました。
長男を水難事故で亡くした中島さん
「サップは風に流され、長男はサップを追いかけて取りに行った。その間にものすごい声で海岸に向かって助けを求めた」
子ども2人は近くにいた人に助けられましたが、長男は溺れ、亡くなりました。サップの経験者で、泳ぎも得意でしたがそれでも事故は防げませんでした。
長男を水難事故で亡くした中島さん
「パニックになるからね、(泳ぎが)できる人でもできなくなると思う。水というのは一瞬にして息を止めてしまうところ」
海上保安庁によりますと、SUPの事故は沖に出たまま戻ってこられなくなる、「帰還困難」がおよそ9割をしめています。
日本でサップの普及を進めている団体の関係者は▼サップを利用する場所や、▼ライフジャケット着用などの明確なルール作りが必要だと訴えます。
日本スタンドアップパドルボード協会 柿澤 寛 理事
「海に出て行くときは、背中から風で押されてるので気が付かないんですけど、いざ戻ろうと思ってUターンすると、その風に逆らうことができずに戻られなくなる。沖には出ない方がいいと思います。サップはここ10年ぐらい人気がものすごく出てきたスポーツなので、新しいそういった遊び方の取り決めをみんなで模索していく必要がある」
海上保安庁は、サップの関連団体とともに安全推進プロジェクトチームを発足し、インストラクターや販売店などにも安全のための指導をしていくとしています。
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