【運転手がミス】小学生がバスに置き去りに…クラクションを鳴らしても気付かれず

【運転手がミス】小学生がバスに置き去りに…クラクションを鳴らしても気付かれず

【運転手がミス】小学生がバスに置き去りに…クラクションを鳴らしても気付かれず

沖縄県で、子どもがバスに置き去りとなっていたことが分かりました。クラクションを鳴らしても誰にも気づいてもらえなかったといいます。安全管理の重要性が叫ばれる中、同じ過ちが繰り返されました。

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沖縄県糸満市が運営する、地域の足として市内を巡る小型バスで先週、施錠された車内に小学生が置き去りにされていたことが分かりました。

今月5日には、静岡県牧之原市で認定こども園の送迎バスに置き去りにされた3歳の女の子が重度の熱中症で死亡したばかりです。安全管理の重要性が叫ばれる中、なぜ1週間あまりで同じ過ちが繰り返されたのでしょうか。

市に運行を委託された会社によりますと、小学生が置き去りにされたバスは予約制で、事前に乗客が乗り降りする場所を指定します。

運転手の手元のパネルには、小学生が降りる場所が表示されていましたが、運転手がパネルの操作を誤り、降りるはずの場所を通過。小学生が降りていないにもかかわらず、降りたという操作をしてしまったということです。

バスはおよそ30分後に営業所へ到着。本来は乗客が全員降りているかなど確認するといいますが、運転手は車内を確認せず、そのままバスを施錠したということです。

このとき、小学生は車内で寝ていました。バスが施錠されておよそ8分後、置き去りにされているのに気づき、持っていた携帯電話で母親に連絡しました。

クラクションを鳴らしましたが、誰にも気づかれることはなく、自力で窓を開け外へ出ました。そして、近くにいた別の運転手に保護されたということです。小学生にけがはありませんでした。

10人乗りの小さなバスにもかかわらず、降車の最終確認は行われませんでした。

運行会社は23日、取材に対して…

バスを運行・有限会社美ら島 前門悟取締役副社長
「こういう事案はもう2度とあってはいけないということで、大変重く、大変申し訳なく思っております」

運転手は現在出勤停止中で、今後は運転手と上長が二重で降車確認を行うなど再発防止に努めるとしています。

糸満市は「一歩間違えれば重大な事故に至る可能性があった」とし、運行会社を厳重注意したということです。

3歳の女の子が亡くなった静岡県牧之原市の認定こども園では23日、途中で体調不良を訴える人が続出し中断されていた保護者説明会が再開され、新しい園長の紹介や、女の子が亡くなった経緯などについて説明が行われました。
(2022年9月23日放送「news every.」より)

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