プーチン大統領 “核兵器”使用も示唆「ハッタリではない」…“一部国民”動員を発表(2022年9月22日)

プーチン大統領 “核兵器”使用も示唆「ハッタリではない」…“一部国民”動員を発表(2022年9月22日)

プーチン大統領 “核兵器”使用も示唆「ハッタリではない」…“一部国民”動員を発表(2022年9月22日)

 ウクライナ侵攻を巡り、プーチン大統領が演説を行い、「予備役」など一部のロシア国民の動員を発表した。また、核兵器の使用を示唆し、「これはハッタリではない」と強調した。

■“一般市民”強制的に戦場へ…

プーチン大統領:「我々は、ネオナチだけでなく、西側の全軍事機構と対峙(たいじ)しています。この状況で、次のような決断を下す必要があると考えます」

 プーチン大統領は21日、国民に向けた演説を発表した。

 プーチン大統領:「部分的動員に関する、大統領令に署名しました。私たちの国民および解放された地域の人々の安全確保のため、国防省および参謀本部の提案である、ロシア連邦での部分的な動員を支持する必要があると考えています」

 部分的な動員。これは、かつて軍に所属し、現在は市民生活を送っている予備役などの徴兵を意味する。

 これまで、強制動員という形だけは避けてきたロシアだが、軍隊経験があるとはいえ、一般市民を強制的に戦場に送り出すことになる。

■市民「家族のこと考えると心配」

 動員令は即日発効。早くも、召集令状が届き始めている。

 この動員に対し、ロシア全土では、SNSで抗議デモが呼び掛けられた。

 ロシアの人権団体によると、国内のデモで、少なくとも1457人が拘束されているという。

 市民:「家族のことを考えると心配です。妻子がいるので、残していきたくありません」

■核使用も示唆「ハッタリではない」

 プーチン大統領は、演説の最後で核兵器の使用もちらつかせた。

 プーチン大統領:「我が国も様々な兵器を持っており、NATO(北大西洋条約機構)より新型のものもあります。領土が脅かされることがあれば、国民を守るため、あらゆる手段を駆使します。これはハッタリではありません。核兵器で脅迫しようとする者は、立場が逆転する可能性があることを知らねばなりません」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年9月22日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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