年末に“第8波”到来か?医師解説 オミ株対応の新ワクチン開始「接種回数多いほど“後遺症”の可能性低い」調査結果も|TBS NEWS DIG

年末に“第8波”到来か?医師解説 オミ株対応の新ワクチン開始「接種回数多いほど“後遺症”の可能性低い」調査結果も|TBS NEWS DIG

年末に“第8波”到来か?医師解説 オミ株対応の新ワクチン開始「接種回数多いほど“後遺症”の可能性低い」調査結果も|TBS NEWS DIG

新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの接種が、9月20日から始まりました。果たして「3回目」「4回目」接種をした方がいいのでしょうか?年末に「第8波」がくる可能性は?ワクチンと「後遺症」の関係など、専門家に聞いてみました。

■新ワクチンの接種始まる 政府は「1日100万回超の接種体制整備」

日比麻音子キャスター:
9月20日から新型コロナウイルスオミクロン株に対応した新しいワクチンの接種が始まりました。
この新しいワクチンは「従来の株」に加えて、「オミクロン株(BA1)」に対応しています。2つの株に有効な2価ワクチンです。

【対象】2回目までの接種を終えた12歳以上の全ての人
【条件】前回の接種から5か月以上が経過していること

自治体の準備が整い次第、このように対象が広がっていくことになります。現時点で新しいワクチンは1人1回のみとなっています。

接種券に関しては、3回目もしくは4回目の接種券で新しいワクチンを打てるようになっていくということなんですが、既に4回接種してしまったという方に対しては今後、自治体から5回目の接種券が届く予定だということです。

接種に関しても厚生労働省としては加速していきたいという考えを示しています。
加藤勝信厚労大臣は20日、「1日100万回を超えるペースの接種体制を整備し、接種を加速していきたい」とコメントしていました。

自衛隊が運営する大規模接種会場は、10月3日から新しいワクチンへ切り替えて接種を開始していくということでした。厚労省としても、年末年始に懸念される次の感染の拡大に備えて、年内には希望者への接種の完了を目指すということです。

■“第8波”は年末に来る?感染したけど接種した方が良い?

ここからは国際医療福祉大学 松本哲哉先生に気になる質問をいくつか伺っていきたいと思います。まずは、年末の動きについて第8波が来るのでしょうか?

国際医療福祉大学 松本哲哉 主任教授:
来るでしょうね。残念ながら冬の時期の感染拡大というのは十分あり得ることなので、今回も冬になれば、次の流行はあるでしょうし、懸念されるのは、さらにインフルエンザも重なってしまうかもしれないということで、厳しい状況になりかねないというふうに思っています。

日比キャスター:
実際に感染した30代の女性からの質問です。ワクチンを3回接種した後に新型コロナウイルスに感染したそうです。BA5の流行がピークの時だったということなんですが、それでも4回目にオミクロン株対応の新しいワクチンを打った方がいいのでしょうか?

松本主任教授:
通常、感染するともちろん免疫は高まりますし、抗体も上がってくるわけですけれど、それがずっと続くかというと、やはりどうしても感染後は抗体も下がってきます。
やはりワクチンを打って、その次に備えるということが必要になってきますけれども、大体今の国の方針では感染してから3か月ぐらいはワクチンは打たないで、それ以降でというふうなことになっていますので。感染していきなりワクチンを打つと副反応も強めに出ますので、一定間隔をおいてからワクチン打つ方がいいのではないかと思います。

■2022年冬 コロナとインフルエンザ同時流行の見通しは?

ホラン千秋キャスター:
日本の感染対策というのはここ数年変わっていない。その中でインフルエンザは2021年、2020年などは患者さん大変少なかったわけなんですけれども、今年は多くなりそうな見通しなのでしょうか?

松本主任教授:
インフルエンザの流行というのは国から国にインフルエンザが持ち込まれて、それで流行が起こるわけですけれど、オーストラリアではもう流行が起こっています。2021年は人の行き来がほとんど制限されていましたけど、2022年はだいぶ人の行き来が相当増えていますので、そういう意味ではコロナも入ってくるかもしれませんけど、インフルエンザもやはり同じように入ってくるかもしれません。それが国内で少しずつ広がっていって、2022年の冬の流行に繋がっていく可能性は十分あるんだろうと思います。

井上貴博キャスター:
ワクチンの話もそうなんですけど、たぶん皆さんは今、ご自身のリスクと天秤にかけて打つ打たないを判断されてると思うんです。その中で、打て打てとばかり言われることに少し違和感がある方は、一定数いらっしゃると思うんです。第7波の致死率や重症化率が各年代でインフルエンザと比べてどうなのかというデータなども丁寧に提示していただかないと何か判断ができないといいますか、そういったところも感じるのですがいかがですか。

松本主任教授:
仰る通りオミクロン株は致死率0.1%ということで、それまでの色んな変異株に比べて明らかに重症化率や致死率は、確かに減ったかもしれません。ただし高齢者にとってみれば、やはり重症化しやすいということで、命を守るワクチンであることは変わりないですし、若い人たちは重症化しないからいいかもしれないと思っても、「後遺症」もワクチンで減らせるということもあります。そういう意味では自分は重…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20220920-6041514)

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