オミクロン株急拡大 隔離期間「7日」短縮案も検討(2022年1月14日)
オミクロン株の急拡大を受け、現在の14日間となっている濃厚接触者の隔離期間。感染状況によっては7日まで短縮する案の検討が進められています。14日にも正式決定されます。
“短縮”を求める声は、届くのでしょうか。
後藤厚生労働大臣:「できる限り早急に検討して結論を出していきたい」
現在14日となっている濃厚接触者の隔離期間。
専門家からは10日間を軸に、場合によっては7日間とする案が出されています。
実際に、14日の隔離期間に苦しんでいる女性がいました。
濃厚接触者・40歳女性::「夫が1月の頭に陽性という判断になり、2週間の自宅待機で外にも出られずにいる」
夫が陽性となった40歳の女性。今月2日、夫の入院と同時に6歳になる未就学児の子どもとともに、濃厚接触者となりました。今も、仕事も買い物も行けない14日間を過ごしています。
濃厚接触者、14日間自宅待機・40歳女性:「必要な物があれば送ってくれると聞いていたけど、私の方の管轄の保健所はやっていない」
離れて暮らす親が雪道を車で1時間ほどかけて食料などを配達し、何とか乗り切っています。工場の仕事も、休まざるを得ません。
濃厚接触者、14日間自宅待機・40歳女性:「補償がないので、つらい。欠勤扱いで給料が反映されていないので、すごくやばい」
夫は9日に退院、12日に仕事に復帰しました。しかし、濃厚接触者の妻は2回のPCR検査は陰性だったものの、自宅待機が続きます。
濃厚接触者、14日間自宅待機・40歳女性:「陰性がはっきりしているなら、その段階で復帰しても良いんではないか。10日とは言わず。(今後)万が一、子どもの保育園や自分の職場で陽性者が出た時に多分皆、濃厚接触者になっちゃう。また休みをもらわないといけない。それが困る」
自宅療養へのケアも始まっています。
そうごう薬局、薬剤師・久保朗さん:「準備できましたので、今から薬局を出ます」
飲む治療薬「モルヌピラビル」を自宅療養者に届ける動きが本格化しています。
そうごう薬局では、12日に初めて薬剤師が70代女性の自宅ポストに届けました。
そうごう薬局、薬剤師・久保朗さん:「ポストに入れてあるので取りに来てもらえれば」「この治療薬は、なるべく早く飲んだ方が良い薬なので、なるべく早く届けたいということで薬局で準備して薬剤師が届けに上がる」
こんなケースも相次いでいます。
目黒の大島神社前クリニック・北村直人院長:「『PCR検査いらないです』という人が一定数いる。症状があって受診する人が一日数人いて、その中の半分、3から4人くらいが『PCR検査いいです。お薬だけ下さい』と」
PCR検査を拒否する人です。
実際にクリニックで拒否したケース:「会社に報告しなければいけないから受けない」「ワクチンを接種したから大丈夫」
目黒の大島神社前クリニック・北村直人院長:「症状が軽く済んでいるので、あえてPCR検査受けなくていいだろう。そういう人から一定の割合で新型コロナが混じっていると思われるので、うつっていっているのではないかと」
隔離期間短縮は朗報だと話します。
目黒の大島神社前クリニック・北村直人院長:「『じゃあ受けます』という人が増えるのではないかと思います。2週間休ませなきゃいけないとか、周囲への影響を考えて(隔離期間が)短縮されるなら会社として(検査を)受ける方向に動こうかという会社も出てくるかと」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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