【注目】コロナ前より輸入減「全然足りない」墓参り訪れる人は回復
安倍元首相の国葬が1週間後に迫っています。東京駅では20日、警視庁がJR東日本の駅員と連携して合同パトロールを行いました。こうした中、敬老の日や秋のお彼岸の影響で、菊の花の需要が急増し、値段も高騰しています。
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JR東京駅で20日、警視庁がJR東日本の駅員と連携して行ったのは、安倍元首相の国葬に向けた合同パトロールです。
新幹線のホームに不審者がいないかや、不審物がないかを確かめたり、警備犬がコインロッカーから不審物のにおいがしないかをチェックしたりしました。
今月27日に行われる安倍元首相の国葬まで、あと1週間となりました。
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一方で、葬儀や墓参りで使われる花と言えば、菊です。今は秋のお彼岸向けに需要が高まっていて、価格も高騰しています。
東京・港区にある「フラワー華実」では、去年は1本300円だった菊を、今は400円以上で販売しています。
フラワー華実 岩崎由実さん
「全然足りない状態になっています。(市場には)商品がないみたいなので、予約制という形で、まず値段というよりは、花がない状態になっています」
コロナ前と比べて、輸入も減少しているという菊。敬老の日やお彼岸などが重なり、入荷自体が少なくなっているということです。
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秋の彼岸の入りとなった20日、都内では雨が降る中、墓参りに訪れ、静かに手を合わせる人たちの姿が見られました。
墓参りに来た人
「きょうが一番都合がよかった。(彼岸の)入りだし。お彼岸になったら即、来きたいと」
墓参りに来た夫婦は自宅に咲いていたヒガンバナなどをお供えした他、手作りしたおはぎも持参していました。
墓参りに来た人
「(毎年)作っています。あんこ大好きだったから、母親が」
コロナ禍で墓参りに訪れる人は減っていましたが、感染者数が減少傾向にある中、この墓地では回復傾向にあるといいます。
町田いずみ浄苑 白木勇一社長
「例年に比べて、2020年のお彼岸は3分の1以下になりまして、今年はコロナ前の状態に。『法要に参加します』という方の数は戻ってきています。みなさん心が落ち着いてきたんだろうなと思いますし、私たちもうれしいです」
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一方、秋のお彼岸に欠かせない「おはぎ」ですが、製造の現場は厳しい状況に置かれています。
地元・北海道産のあずきを使ったおはぎを、年間で230万個製造・販売している会社では、あらゆる製造コストが上がっているため、来月からほぼ全商品を値上げするということです。
サザエ食品(株)広報・商品戦略課 藤井崇次長
「大変心苦しいんですけれども、10月1日から価格改定を予定しています。今回、おはぎで約10%(の値上げ)になります」
藤井次長は「(あずきや砂糖などが原料の)あんこに関しては、仕入価格が20%ほど上がっていたり、おはぎを入れている容器に関しても、2割程度上がってきている」と話しました。
あずきの生産をやめて、価格の安定した大豆に移行する農家も多いため、今後も原材料費などが上がっていくことを懸念しているということです。
(2022年9月20日放送「news every.」より)
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