英・エリザベス女王のひつぎまで20時間 仮設トイレ500個、倒れる人も・・・“最後のお別れ”に市民が長い列|TBS NEWS DIG

英・エリザベス女王のひつぎまで20時間 仮設トイレ500個、倒れる人も・・・“最後のお別れ”に市民が長い列|TBS NEWS DIG

英・エリザベス女王のひつぎまで20時間 仮設トイレ500個、倒れる人も・・・“最後のお別れ”に市民が長い列|TBS NEWS DIG

エリザベス女王の国葬直前となったこの週末、ロンドンでは弔問に訪れる市民が長い列をつくりました。JNNの記者も並び、女王のひつぎまで20時間かかりました。

記者
「時刻は午後10時です。女王の弔問に向かう列に並んでいます。」

16日午後9時半ごろ、記者は、エリザベス女王の一般弔問に参加しました。この時点で列は7キロ以上。コースはロンドンのテムズ川沿いを歩くルートで、途中には仮設トイレが500個、設置されています。

道中、飲み物やお菓子が準備されているところも…

「グッモーニング!」

しばらくの間、列は順調に進んでいましたが。

記者
「午前5時15分です。気温は8度になりました。かなり冷え込んでいます。そして列が完全に止まってしまっています」

午前5時を過ぎたころ、列が停滞し、ほとんど止まった状態になってしまいました。

消防によりますと列に並んでいる間、意識を失って倒れるなどした1078人が治療を受けたということです。

記者
「まもなくウェストミンスターホールです。お菓子を配っています。いくらですか?」

ボランティア
「無料ですよ」

結局、ウェストミンスターホールに到着したのは並び始めてからおよそ20時間後でした。

記者
「高齢の方から若い方まで、時には涙を流す市民の姿を目の当たりにすると、女王の威厳さとともに親しみやすい人柄がいかに愛されていたかを実感しました」

国葬の前日、18日も弔問に訪れる市民の姿はあとをたちませんでした。

弔問を終えた人
「ひつぎを見ると実際に亡くなったことを痛感します。女王はもういないのです」

各国要人が一堂に会するため、イギリス政府によれば警察官1万人以上が警備にあたっています。

ひつぎが運ばれる通りでは、前日からテントで場所とりをする人も。

テントを設置した人
「テレビや家ではなく実際に見たいのです。そこに大きな意味があるから」

市内の公園「グリーン・パーク」には、たくさんの花やメッセージ、ぬいぐるみなどが置かれていました。

献花した人
「どれだけ多くの人がこの美しい花を供えたのかに圧倒されます。本当に感動的です」

街中では、女王の写真が至るところに飾られています。

高級百貨店「ハロッズ」のショーウインドーの窓は、女王を追悼し、黒で覆われていました。

国葬はテレビで中継されますが、映画館も上映内容を変更しスクリーンで見ることができます。

記者
「信号機を取り外しています」

夜になって、国葬会場のそばでは信号機が取り外され始めました。

そして現地時間午後8時、イギリス全土で一分間の黙とうがささげられました。

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