【最強クラス】台風14号北上 九州全県が“暴風域”に…鹿児島・熊本の様子は？(2022年9月18日)
鹿児島に上陸した台風14号は北上しているとみられます。激しい雨と風が吹き荒れている鹿児島から報告です。
（柏野仁弥アナウンサー報告）
30分前から変わらず、雨が降って風が強く吹いている状態です。
鹿児島県は18日朝から県内ほどんどの商業施設や公共施設で休業、閉館するなど朝の時点で強い雨や風がありましたが、それから夕方から夜にかけて強さの程度こそありますが、雨が断続的に降り続けて風も吹き続けている状況です。
鹿児島県内では、これまでに強風にあおられて転倒をするなど4人がけがをしています。
また、鹿児島県内合わせて9つの自治体に最も高い警戒レベル5の「緊急安全確保」が出されています。
また、鹿児島市の高層ビルの建設現場ではクレーンが風にあおられたのか折れ曲がり、警察などが住民に緊急避難を呼び掛けるということもありました。
大隅地方の商業施設ではガラス製の壁が割れるということもありました。
なお、午後8時時点で鹿児島県内では約11万878戸が停電をしています。
台風の北上に伴って雨や風ともに弱まってくると思われますが、油断せずに引き続き最新の情報に警戒して下さい。
（Q.雨、風どちらが強いのか？）
雨と風どちらも朝から引き続きありますが、どちらかというと雨の方が今は強く降っているような感じがします。
（Q.断続的に降っているのか？）
時折、小康状態の時間帯はありましたが、雨に関しては朝からずっと降り続いています。風に関しては午後7時すぎの台風上陸直後ごろには少し弱まったりしましたが、雨は依然として降り続いています。
熊本県人吉市から報告です。
（井上聖貴アナウンサー報告）
現在、引き続き雨が横殴りに降っています。また、風もかなり強まっています。
その風に雨が一気に押し寄せて辺りが白く曇るといった場面も度々、見られています。
人吉市では、2年前に熊本豪雨で氾濫した球磨川に警戒レベル3相当の「氾濫警戒情報」が出ています。
その豪雨で1階部分が浸水した球磨川沿いの旅館のオーナーから話を聞くと、「上流の雨でまた川があふれるのではないか」と不安を口にしていたほか、タクシーの運転手も「洪水に備えるために車を移動しながら車内で避難をしている」と話していました。
現在、人吉市内には大雨、暴風、洪水警報が発令され、人吉市の全世帯に避難指示が出されていて、700人以上が避難しています。引き続き警戒が必要です。
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