【夫を逮捕】メタノール飲ませ妻を殺害か 夫婦仲が悪く“家庭内別居”も

【夫を逮捕】メタノール飲ませ妻を殺害か 夫婦仲が悪く“家庭内別居”も

【夫を逮捕】メタノール飲ませ妻を殺害か 夫婦仲が悪く“家庭内別居”も

今年1月、東京・大田区の自宅で、妻にメタノールを飲ませ中毒死させたとして、夫が逮捕されました。捜査関係者によると、“家庭内別居”になるほど、夫婦仲が悪かったということです。

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妻を殺害したとして、製薬会社「第一三共」の研究員・吉田佳右容疑者(40)が殺人の疑いで逮捕されました。

調べに対し、吉田容疑者は「事実じゃないです。嫁に殺意を抱いたことはない」と容疑を真っ向から否定しているといいます。

事件が起きたのは、吉田容疑者が住んでいる東京・大田区のマンションです。妻の容子さん、小学生の息子と3人で暮らしていましたが、今年1月、「妻の体調が悪く様子を見ていたところ、意識のない状態で倒れている」と吉田容疑者から119番通報がありました。

吉田容疑者の説明によると、妻の容子さんは、通報する前日の朝からおう吐などの症状があり、ベッドで寝ていたといいます。

吉田容疑者は二日酔いだと思い、そのままにしていましたが、容子さんがベッドから落下してしまうため、布団を掛け、床で寝かせることにしました。そして、翌日の朝に様子を見ると、容子さんの意識がなかったため、119番通報したといいます。

その後、容子さんは搬送先の病院で亡くなりました。容子さんの死因は「急性メタノール中毒」だったということです。

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メタノールとは、主にアルコールランプやキャンプなどで火をつける燃料として使用される液体です。無色透明で、においも感じないメタノール。しかし、口にすると――

昭和大学・薬学部 沼澤聡教授
「大量に飲んでしまうと、死に至る危険性がある」

専門家によると、メタノールを酒などに混ぜても、色や味が変わることはほとんどないといいます。

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致死量を超えるメタノールが検出されたという容子さん。教育熱心で、事件直前まで子供の塾を調べるなど、自殺するような様子は見られず、現場の状況から、家族以外の第三者による犯行も認められなかったといいます。

一方で、捜査関係者によると、吉田容疑者と容子さんは、“家庭内別居”になるほど夫婦仲が悪かったといいます。食事も別々でとっていたといいます。

製薬会社「第一三共」の同期入社だった2人。吉田容疑者は現在も勤めていて、薬品の研究開発を行っていたといいます。職場にメタノールがあった可能性もあるということですが、吉田容疑者は「家にメタノールなんか持ち込んだことはありません」と話しています。

吉田容疑者は、何らかの方法で容子さんにメタノールを摂取させたとみられています。警視庁は、夫婦の間に何らかのトラブルがあったとみて調べています。
(2022年9月16日放送「news every.」より)

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