“甲子園”を目指すアフリカ球児へ 川上憲伸の「熱血ピッチング教室」開催(2022年9月13日)

“甲子園”を目指すアフリカ球児へ 川上憲伸の「熱血ピッチング教室」開催(2022年9月13日)

“甲子園”を目指すアフリカ球児へ 川上憲伸の「熱血ピッチング教室」開催(2022年9月13日)

日本から遠く離れたアフリカにも“甲子園”を目指す、球児たちがいます。

アフリカ大陸にある55の国と地域すべてで、甲子園のような大会を作る『アフリカ55甲子園プロジェクト』。その仕掛け人が、友成晋也さん(58)です。

長年JICA(国際協力機構)に勤め、アフリカ各地の野球振興に携わるなかで気付いたことがあったといいます。

友成晋也さん:「アフリカは経済成長しようとしているが、教育が十分ではない。野球で、アフリカの若者たちを良い方向に育てていくことに、日本の野球に力があると感じた」

友成さんはJICAを退職し、アフリカ55甲子園プロジェクトに専念しています。

そんな情熱に、心を動かされたのが元ヤンキースの松井秀喜さん。松井さんの動画を使ったバッティング教室を開催しました。

そして先月、実現したのがタンザニアと日本を結んだ、川上憲伸さんのピッチング教室です。若く、将来有望なピッチャーたちに、オンラインで指導を行いました。

そこで憲伸さんの目にとまったのが、アブバカル君(18)です。

アブバカル君:「夢はプロ野球選手。いつか有名な選手になりたい」

野球歴は3年。高校でプレーしていた友達の影響から野球を始めました。

川上憲伸さん:「上半身の使い方が上手。ナイスボールです。何を求めたい?」

アブバカル君:「コントロールを良くしたい」

川上憲伸さん:「ボールの握り方を教えて。指のスペースが大きい。指1本分くらい。もう少し球威を上げるなら、ステップを広くすると腕が振れる」

アドバイスを受け、再びマウンドへ。

川上憲伸さん:「ナイス。今のバランスいいですね」

憲伸さんは、この他のピッチャーたちにも、約2時間をかけ、熱血指導を行いました。

アブバカル君:「ひとつ質問があります。国外で野球をするチャンスはありますか?」

川上憲伸さん:「日本やアメリカでプレーすることは可能。日本人にはないような、バネや筋肉を持っている。そこを生かすことで、世界のトップレベルになる可能性がある」

本家・甲子園から1万2000キロ離れた土に芽吹いた、もうひとつの甲子園。12月、タンザニア甲子園が開催予定です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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