「CPIショックだ」ダウ1200ドル安…日経平均は一時800円安 米・景気の急激な悪化を懸念|TBS NEWS DIG
アメリカの消費者物価の高止まりを受けて株や円相場が大きく下落しています。日経平均株価は一時800円安となり、円相場も1ドル145円に迫る場面がありました。
為替取引のディーリングルームからお伝えします。
きのう夜、アメリカの消費者物価指数が発表される前までは、円相場は1ドル=141円台で推移していました。ところが、その後、急速に円が売られ、けさは節目の145円台に迫る場面もありました。
昨夜のアメリカの先月の消費者物価の伸び率は予想を上回り、中央銀行にあたるFRBが通常の4倍となる大幅な利上げをするのではとの見方まで出たため、景気が急激に悪化するとの懸念が高まりました。
これをうけ、ニューヨーク市場では、ダウ平均株価は1300ドル近い値下がりとなりました。「コロナショック」と呼ばれた2020年6月以来、2年3か月ぶりの下落幅です。
きょうの東京株式市場も、ほぼ全面安の展開で、日経平均株価は、一時800円以上値下がりしています。とまらない物価高に、アメリカでは景気後退の懸念が高まっています。
アメリカ バイデン大統領
「株式市場は必ずしも経済状態を反映していない。アメリカ経済は依然として、力強く、失業率も低い。雇用も増えている」
中間選挙を控え、バイデン大統領は強気の姿勢ですが、市場からは「アメリカが景気後退に陥いる可能性が極めて高い」「まさにCPIショックだ」などと先行きを懸念する声が聞こえてきます。
歴史的な円安・物価高にアメリカ発の景気後退が加わり、日本経済ひいては私たちの生活も一段と厳しさが増しそうです。
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