「女王様であっても議決とっている」自民・総務会で安倍元総理国葬めぐり相次ぐ“苦言”|TBS NEWS DIG

「女王様であっても議決とっている」自民・総務会で安倍元総理国葬めぐり相次ぐ“苦言”|TBS NEWS DIG

「女王様であっても議決とっている」自民・総務会で安倍元総理国葬めぐり相次ぐ“苦言”|TBS NEWS DIG

岸田総理が安倍元総理の国葬を決断したプロセスに問題はなかったのか。自民党の総務会でも苦言が相次ぎました。

きょう開かれた自民党の総務会。安倍元総理の国葬をめぐり、石破元幹事長がこう苦言を呈しました。

自民党 石破茂元幹事長
「今回のエリザベス女王の国葬を見ても、女王様であっても議会の議決をとっている。それは主権者であり納税者(=国民)の了解が必要だと」

村上元行革担当大臣も「国葬の決定にあたって、もっと丁寧に議論をすべき」と述べたといいます。発端はこの発言でした。

岸田総理(今年7月)
「国葬儀の形式で安倍元総理の葬儀を行うことといたします」

安倍元総理の死のわずか6日後に国葬の実施を発表。その後、国会の議論はないまま閣議決定だけで実施を正式決定したのです。しかし、過去の内閣は全く違った対応でした。

1975年に死去した佐藤栄作元総理。在任期間は当時最長、ノーベル平和賞も受賞した佐藤氏ですが、時の総理、三木武夫氏らによる協議の結果、国葬の実施は見送られました。当時、衆議院議長の秘書だった平野貞夫氏は三木元総理からその経緯を直接聞いたといいます。

当時・衆議院議長秘書 平野貞夫氏
「吉国法制局長官が関係者が集まっている席で『閣議決定だけじゃダメだ』と、やっぱり制度がないから、三権の了解が基本的にいるということを言ったらしい」

岸田総理は内閣の判断のみで国葬の実施を決めましたが、佐藤元総理の死に際しては、内閣法制局長官が内閣、国会、裁判所の三権の了承が必要との見解を示したというのです。

党内にも広がる苦言。岸田総理の聞く力が改めて問われています。

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