【東京オリ・パラ汚職】どこまで……組織委の元トップ森氏を「参考人聴取」ナゼ AOKI側「森元総理という条件をクリアできた」
東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件が広がりを見せています。東京地検特捜部が、組織委員会の会長だった森喜朗元首相から任意で事情を聴いていたことが分かりました。スポンサー選定で、元理事にどんな権限があったかなど、説明を求めたとみられます。
■「参考人聴取は?」…何も語らず
9日、東京五輪・パラリンピックの組織委員会元会長の森喜朗元首相(85)が、地元の石川県を訪れました。
待ち構えた報道陣が「森さん、オリンピックの件で一言お願いします!」「一言お願いします!」「参考人聴取はあったのでしょうか?」「オリンピック報道について一言お願いします!」と声をかけましたが、森氏は何も語りませんでした。
森氏が東京五輪・パラリンピックの汚職事件に関連し、東京地検特捜部から参考人として任意で事情を聴かれていたことが、関係者への取材で分かりました。
■スポンサー選定の権限など聴取か
聴取されたのは、組織委員会元理事の高橋治之容疑者が、受託収賄の疑いで逮捕・起訴された事件についてです。
関係者への取材によると、高橋容疑者は「AOKIホールディングス」と「KADOKAWA」のスポンサー契約などをめぐり、それぞれ5100万円、約7600万円の賄賂を受け取ったとされています。
特捜部は森氏に、スポンサー選定において高橋容疑者にどのような権限が与えられていたかなどについて、説明を求めたものとみられます。
高橋容疑者はこれまでの調べに対し、「AOKI」が大会スポンサーに決まる前に「森元総理に『AOKI』前会長(青木拡憲被告)らを紹介した」と供述。ただスポンサー選定については「森元総理に具体的なことは話していない」と説明しているとみられます。
■森氏の代理人「回答は控える」
一方の、森元首相を紹介されたAOKI側は「森元総理という条件をクリアできたと思った」と話していたということです。
特捜部による聴取は、組織委員会の元トップにまで及びました。森氏の代理人は「高橋氏らが逮捕されて刑事事件になっており、捜査に支障をきたすといけないので回答は控える」としています。
(2022年9月9日放送『news zero』より)
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