“中国に対抗” 新たな経済圏構想「IPEF」14か国が正式交渉入りで合意|TBS NEWS DIG
アメリカが中国に対抗するため発足させた新たな経済圏構想「IPEF=インド太平洋経済枠組み」の閣僚級会合が閉幕し、14か国が正式に交渉を始めることで合意しました。中継です。
5月に東京で発足してからおよそ4か月。ようやく、交渉のスタートラインにつきました。
アメリカ レモンド商務長官
「私達はインド太平洋地域で野心的な高水準の経済協定を作り上げることに尽力します」
IPEFの閣僚級会合は「貿易」や「供給網」など4つの分野について、閣僚声明をまとめ交渉を始めることで合意しました。
「貿易」の分野でインドが参加を見送ったものの、残る3分野には14か国すべての参加が決まり、足並みの乱れは最小限に食い止めた形です。しかし、IPEFは「関税の引き下げ」には踏み込まないため、特にASEAN諸国はアメリカ市場への輸出拡大という果実が得られず、メリットが乏しいのが現状です。
離脱が相次げば、中国に対抗するという実効性や存在意義に疑問符がつきかねないため、アメリカは女性がデジタル技術を学ぶ機会を支援すると発表するなど、繋ぎ止めに躍起になっています。
今後も日米などが「メリット」を提示して、ASEAN諸国を囲い込めるかが大きな焦点です。
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