“超円安”で筆の専門店では「20~30万円分」買う訪日外国人も 回転寿司店は値上げへ(2022年9月9日)
記録的な円安が続く中、9月9日も外国為替市場では一時、1ドル=143円台後半となるなど円安水準で取引が続きました。こうした円安の影響はさまざまなところにあらわれています。
京都御苑の近くにある筆の専門店「白鳳堂」(京都・中京区)。毛先をカットせず揃えたなめらかな肌触りの化粧筆が人気で、1本2万円を下らないものも少なくありませんが…。
(白鳳堂・京都本店 久米田梨沙さん)
「海外の方が来られて『円安で日本のいいものをお買い得に買える』と。20~30万円買っていかれる方もいらっしゃいますね」
海外の人から見れば、円安は日本の商品が割安で買えるため、これをチャンスにとばかりに大量買いする人が目立つそう。久谷焼きなど伝統工芸とコラボした筆は8万円もしますが、複数購入する人もいて、“円安さまさま”です。
(白鳳堂・京都本店 久米田梨沙さん)
「お土産にされる方もいらっしゃいますし、ひとめぼれして買っていただけることもございます。もっと海外のお客さまが増えていただけたらうれしいと思います」
一方、私たちのお財布には厳しい現状も。9月7日、回転寿司チェーンの「くら寿司」は創業以来となる定番商品の値上げを発表しました。人気商品のまぐろやサーモンなど1皿110円(税込み)で提供してきた皿は、10月から5円値上げして1皿115円(税込み)になります(※一部の店舗では価格が異なる)。くらの原材料は6割弱が外国産で、円安の影響をもろに受けた格好です。
(くら寿司 田中邦彦社長)
「円安の影響は最低でも20%あります。海外から買っている場合が多いので、その影響は甚大なものがあると思います」
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