【高槻市女性”殺害”】容疑者自殺で大阪府警 “虚偽の発表あった”
大阪府高槻市で養子縁組をしている女性を殺害したなどとして逮捕された男が自殺した問題で、大阪府警は、虚偽の発表があったとして謝罪しました。
高井凜容疑者は、高井直子さんを殺害したなどの疑いで逮捕され、今月1日、福島警察署の留置場で首をつり自殺しました。
高井容疑者は、部屋に自殺をほのめかす内容の遺書を残していて、福島署の署員が自殺の前に発見していました。
しかし、別の署員が容疑者の留置を管轄する府警本部の留置管理課に対し、「親への感謝の言葉が書かれ、自殺をほのめかす内容は書かれていないので大丈夫だと思う」と誤った報告をしていたことが明らかになりました。
また、府警本部の留置管理課は遺書について、自殺を図った当日の1日夕方の発表では「把握していない」とし、翌2日午前の発表で、「きょうの未明に把握したが、全ての内容を見たわけではない」としていました。
しかし7日、「実際は1日の昼すぎに把握していた。福島署からFAXで受け取り、内容も全て確認していた」として、虚偽の説明をしていたことを明らかにしました。
留置管理課の広報責任者は、「訂正をためらった」などと釈明していて、大阪府警は広報責任者を変更した上で、「説明は正しくすべきであった。お詫び申し上げる」などと謝罪しました。
(2022年9月8日放送)
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