「関係絶つ」井上議員 旧統一教会の“賛同会員”退会 信者は「今後も応援」(2022年9月1日)
自民党の井上義行参院議員が、旧統一教会の「賛同会員」を退会したことを明らかに。これに対し信者は「今後も応援する」と話しました。
自民党・井上義行参院議員：「（Q.旧統一教会に入信という話は本当か？）旧統一教会に入信はしてません。（自分の）6つの国づくりの政策について、賛同を得たということで、賛同会員ということになっている」
7月の参議院選挙で関連団体の支援を受けたとみられる自民党・井上義行議員。
自民党・井上義行参院議員：「8月30日付けで、世界平和統一家庭連合の賛同会員を退会いたしました」
井上議員と言えば、旧統一教会との浅からぬ関係が度々指摘されてきました。
「井上義行先生でございます。井上先生はもうすでに『食口（しっく）』になりました」
「食」に「口」と書いて「食口（しっく）」。教会の信者を指す言葉だといいます。
自民党・井上義行参院議員：「きょう、こんなに多くの人にお集まり頂きまして、本当にありがとうございます」
それがいきなり、井上議員から「関係を断つ」と発表があったのは、先月31日の夜でした。
突然の「賛同会員」退会に信者たちは…。
信者の女性：「（Q.次回も井上議員に投票する？）応援するかもね。近くの生まれだし。一生懸命だし」
関係者によりますと、教会の信者には大きく分けて「正会員」と「賛同会員」があり、井上議員は「賛同会員」だった事を認めていました。
さらに、旧統一教会を長年取材する鈴木エイト氏は、会員が「10段階」に分けられていると指摘。
ジャーナリスト・鈴木エイト氏：「一番上から実践会員、未祝福会員、礼拝会員、家庭礼拝会員、教育必要、賛同会員、（賛同会員の下に）教会を明かし信頼関係のある人。教会を明かし信頼関係のない人。教会を明かしていない信頼関係のある人。教会を明かしていない信頼関係もない人。10段階に分けている」
今月1日も行われた「2世信者」らへの立憲民主党によるヒアリング。
組織的に自民党を選挙応援していた等と語られました。
旧統一教会の「2世信者」：「今回の参議院選挙でもありました。特定の議員に対して、教会全体として応援しているので、『今回はこの人にお願いします』と」
一方、旧統一教会の「賛同会員」を退会したと主張する井上議員について、鈴木氏は懐疑的な見方を示します。
ジャーナリスト・鈴木エイト氏：「普通に考えれば『食口』＝信者ですが、あえて『賛同会員』という言葉を持ち出して“自分は本当の信者じゃない”完全にコミットした信者ではなく、賛同しているだけだという体裁を取ったのだと思う。それが今回『賛同会員』ではなくなった、抜けたということを言っているので、それは党の方針として関係を持たないということに合わせただけだと思う」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
