若者のメッセージに“違和感” 「チャット文化」慣れ 長文に抵抗?…SNS投稿で反響(2022年8月31日)
都内でライター養成の講師を務める男性(34)に宛てられたメッセージです。
メッセージ:「ワーホリ(ワーキングホリデー)行くなら、どこの国がおすすめですか?」
メッセージは、知人の20代女性から送られたものでした。
しかし、どの言語圏を希望しているのか、予算はいくらかなど条件が何も書かれておらず、戸惑った男性は、知人の教師に相談したといいます。すると…。
教師:「(若者は)一回で(要件を)全部書くのではなく、次に相手が質問してくれることを想定して、やり取りするつもりでいる」
LINEなどの、いわゆる「チャット文化」に慣れた若者は、必要な情報を一度に書く長文に抵抗があるというのです。
フリーライター 中村洋太さん:「目からうろこというか、なるほどというふうに、すごく腑(ふ)に落ちた。(若者は)短文のラリーのような、短いメッセージをやり取りして、コミュニケーションを取っているというのが想像ついた」
この話をSNSに投稿すると、多くの反響が寄せられました。
ツイッターから:「後輩がまさにこれで、『背景説明して』と毎回質問しています」「若い子同士は、長々書くほうが相手に手間を掛ける…。(サクッと問答で進めるほうが親切)という感覚があるようですね」
街の若い人からは、次のような声が聞かれました。
10代:「私も(メッセージに)主語が無くて、伝わらないみたいなのは言われる。長文考えている時間に、短文でやり取りできるかなって思う」
一方で、こんな意見もありました。
40代:「ちゃんと考えて、一回で送ってくれると、何回もやらずに済むと思う」
20代:「どういう目的があるのか掘り下げていって、答えを2人で作っていくのが大事かと思う」
中村さんは、若い人の文化を理解しながらも、相手の状況によってコミュニケーションのやり方を使い分ける必要があると話します。
中村さん:「(質問する場合は)できるだけ、答える側の負担を減らす配慮が大切だと思っていて。条件が不足した状態で質問してしまうと、相手が答える時に、相手の時間を奪うことになるという意識を持ってほしい。それがあるか無いかが、コミュニケーションの質の差のように感じる」
(「グッド!モーニング」2022年8月31日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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