愛知の神社で“竜の吐水口”盗難 シンボル喪失に地元落胆(2022年8月30日)
威厳のある竜の像。その口からは参拝者の手を清める水を出し、竜の吐水口とも呼ばれています。
しかし、その竜の吐水口を巡って、罰当たりな事件が…。
石刀神社・木全寿枝さん:「竜がいなくなったって思っただけで、人に持っていかれたという思いに至らなくて」
愛知県一宮市にある石刀神社。
21日、参拝者から「手水舎が壊れている」と連絡があり、確認すると竜の吐水口の姿はありませんでした。
近くに住む小学生:「犯人が見つかって竜くんを戻してほしいと思った」
子どもたちからは“竜くん”と呼ばれ、神社のシンボルとして親しまれていました。
近くに住む高校生:「いつも一緒にいて友達みたいな。宝物のような感じだったから心がちょっと苦しかった」
現在はプラスチック製のパイプを置いている状態です。
石刀神社・木全寿枝さん:「私の中では生活の一部の子で、心にぽっかり穴が開いたようです」
そもそもなぜ、犯行に及んだのか…。
背景には銅の価格高騰があるとみられます。
ロシアのウクライナ侵攻による原材料価格の高騰に伴い、国内取引の目安となる銅建値は、今年に入って1トンあたり128万5000円まで上がっています。
警察によると、こうした神社を狙った盗難の被害は、22日までに一宮市では5件相次ぎ、銅の転売目的の犯行とみて調べを進めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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