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【京セラ稲盛和夫氏】「リーダーは利他の心が必須」経営者の育成にも尽力した生涯(2022年8月30日)
京セラの創立者で名誉会長の稲盛和夫さんが8月24日に京都市内の自宅で老衰のため亡くなりました。90歳でした。
京セラの稲盛和夫名誉会長は今から約60年前の1959年、京セラの前身である「京都セラミック」を創業。たった7人の仲間で立ち上げた町工場を、7万人もの従業員を擁する巨大企業に育て上げました。
(稲盛和夫名誉会長 2016年)
「これは最初の京都セラミックの門の前で撮った写真です。27歳の時かな」
しかし、最初から順風満帆の歩みを続けていたわけではありません。国内では全く相手にされなかったため、電子部品の試作品を作ってはボストンバッグひとつでアメリカへ渡り、飛び込み営業を繰り返していたといいます。
1984年には、今のKDDIを立ち上げましたが、その行動には常にひとつの哲学がありました。
(京セラ 稲盛和夫名誉会長)
「心を高め新しい事業を創出し、世の中に常に新しい価値を提供し続けることでこそ、企業が社会に必要とされる存在であり続けられると私は思っています」
2010年には政府の要請を受け、経営破綻したJALの会長に就任。無報酬で引き受け「稲盛イズム」で再建に携わりました。
また後進の育成にも力を注ぎ、若手の企業経営者に経営哲学を伝えるために稲盛さんが立ち上げた「盛和塾」。87歳で体力的な問題から解散するまで国の内外の経営者約1万5000人の塾生たちの育成にも携わりました。
1984年には私財を投じて「稲盛財団」を設立し、毎年、思想・芸術の各部門の研究に貢献した人に贈られる国際的な賞「京都賞」を創設。生涯をかけて人材の育成に心血を注ぎました。
(京セラ 稲盛和夫名誉会長 2016年)
「リーダーとして人の上に立つ人というのは、思いやりの心を持った人でなければならないと思っています。それを私はひと言で『利他の心』と言っているのですが、『利他の心』を持っているかどうかというのがリーダーとしての必須条件だと思っています」
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