【パワハラで社員自殺】侮辱的な“賞状” 責任認め関係者らの処分も…
“症状”と題する侮辱的な書面を手渡された男性社員(40代)が、うつ病を発症し自殺した問題で、26日、遺族と住宅建設会社ハシモトホームの間で和解が成立しました。ハシモトホーム側は全面的に責任を認めているということです。
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「症状。貴方は、今まで大した成績を残さず、あーあって感じ」
青森県八戸市に本社を置く住宅建設会社ハシモトホームが、4年前の新年会で男性社員(40代)に、“症状”と題する侮辱的な書面を手渡していた問題。
男性は、この翌月に重度のうつ病を発症し、自ら命を絶ちました。また、男性は、“症状”の文章を考えた上司から、メールなどでも日常的に叱責を受けていたといいます。
「なんぼ頭わりのや」「相変わらずダメポンだな!」
男性が自殺したのはパワーハラスメントが原因だとして、遺族が約8000万円の損害賠償を求め提訴していましたが、26日、遺族側の弁護士から新たな発表がありました。
遺族側 川村遼平弁護士
「8月23日にご遺族と会社側の間で和解が成立しました。先ほど、訴え取り下げという手続きをしてきたところです」
和解では遺族に慰謝料が支払われたほか、ハシモトホーム側は全面的に責任を認めているということです。そしてパワーハラスメントなどを謝罪した上で、今後、調査委員会の結果に基づき、関係者や責任者の処分を行うとしています。
和解を受けて男性の妻がコメントを発表しました。
「和解が成立しましたが、気持ち的には何も変わっていないというのが本音です。子どもたちの父親はもう戻ってきません。今後は、社員の命を大切にする会社に変わってほしいと願っています」
一方、ハシモトホーム社長は、「二度と同じ過ちが繰り返されることのないよう、徹底した再発防止策を講じる」とコメントしています。
(2022年8月26日放送「news every.」より)
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