“感染妊婦”専門の病棟を開設 入院中の妊婦「自宅療養だったらもっとパニックに」(2022年8月26日)
新型コロナウイルス第7波で医療がひっ迫し、感染した妊婦の入院が難しくなる中、京都の病院が新たな取り組みを始めています。
8月8日、産婦人科を持つ足立病院(京都・中京区)では、感染した妊婦を専門に受け入れる病棟を開設しました。京都府内では妊婦が感染しかかりつけの病院を受診できなくなる事例や、感染した妊婦を受け入れ出産ができる総合病院でも受け入れを断らざるをえない事例も出てきているといいます。
(足立病院 澤田守男院長)
「自分がコロナに感染したとなったときに赤ちゃん大丈夫かという不安が強くて、(陽性になった妊婦のために)少しでも受け入れの場所を提供したいと。(小規模の病院では感染者と)なかなか導線をわけることができない。個人経営されている病院でもしクラスターが出たら、そこで担っている妊婦さん・産婦さんがどこで出産したらいいかと路頭に迷ってしまうことになる」
足立病院は京都府の入院医療コントロールセンターから紹介を受ける形で、京都府の全域から入院や診察が必要な軽症の妊婦を個室16床を使い受け入れています。さらに、総合病院で出産を終えた感染した妊婦を受け入れることで、感染した妊婦が出産できる病床を空けることにも繋がります。また、感染し不安を抱える妊婦にとっても心強い存在だといいます。
【医師と感染した妊婦のやりとり】
(医師)「胎動がわからんもんねー」
(妊婦)「そんなんです。なので元気かどうか不安で。良かった、本当に。ごめんねと思ってて、コロナになってしまってと」
お盆の帰省後に感染した妊娠29週の妊婦もこの病院で療養することができました。
(入院中の妊婦)
「妊婦の身で感染してしまったので、なによりもおなかの赤ちゃんが大丈夫なのかということが心配でした。入院じゃなくて自宅療養だったらもっとパニックになったりとか、不安な気持ちが多く過ごしていたと思うので、本当にありがたいです」
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