故郷の旧友らが語ったゼレンスキー大統領の素顔 演技仲間“だみ声”指摘が俳優のきっかけに?|TBS NEWS DIG

故郷の旧友らが語ったゼレンスキー大統領の素顔 演技仲間“だみ声”指摘が俳優のきっかけに?|TBS NEWS DIG

故郷の旧友らが語ったゼレンスキー大統領の素顔 演技仲間“だみ声”指摘が俳優のきっかけに?|TBS NEWS DIG

長期化が避けられない情勢のロシアによるウクライナ侵攻。危機のリーダー、ゼレンスキー大統領の発信するメッセージは注目され続けていますが、学生時代の彼を知る人たちにその人物像を聞きました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「必ず侵略者たちに彼らがやったことに対して代償を払ってもらう」

ロシアへの徹底抗戦の姿勢を強調するゼレンスキー大統領。タフな政治指導者を育んだのはウクライナ中部の大都市、クリヴィー・リフです。

母校を訪れてみると。

記者
「この辺までは普通の大学なんですが、ここに来るとだいぶ雰囲気が変わります。これ、迷彩ネットですよね」

構内には2014年に始まった東部ドンバス地方での紛争以降、命を落とした兵士たちの写真や砲弾の残骸などの展示が。3年前、ゼレンスキー氏も訪れたことがあるそうです。

記者
「ここが大学の一部だっていうのが、なんだか不思議な気がします」

本人が学生時代に使っていた机とイスも残っていました。

当時の彼を知る友人らに印象を聞いてみると。

学生時代のイベント仲間 オルロウさん
「彼はとても人当たりがよく、オープンで社交的でした」

英語を教えた キーラ・ヴィシュネヴスカさん
「決断力があって、頭の回転も良かったですね。友達の間でボスみたいな感じでした」  

国際社会に英語で訴えることもあるゼレンスキー氏。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「平和の名の下、ウクライナへの支持を自由と生命への支持を表明してください」

英語を教えていたキーラさんに、英語力について尋ねると。

英語を教えた キーラ・ヴィシュネヴスカさん
「学生の頃の彼の英語は完璧でした。しばらく使わなかった時期があったでしょうから、今は完璧とは言えません。でも間違いなく上手です」

また、演劇仲間だったイリーナさんはゼレンスキー氏にあるアドバイスをしたと明かしました。

演劇サークルの友人 イリーナ・フィアルカさん
「『あなたは背も低いし、だみ声だし、進路間違えてるよ』って言ったら、(ゼレンスキー氏は)『わかったわかった』と言っていました。私が演劇以外の道を示したとも言えますね」 

これが、舞台ではなくテレビでコメディアンや俳優として活躍することになったきっかけだったのでしょうか。

ただ、“危機のリーダー”の学生時代を知る彼らは、ゼレンスキー氏の“華やかさ”ばかりに注目すると“見誤る”と指摘します。

学生時代の友人 シャイカンさん
「彼は実は優秀な経営者であり、法律家です。知識やスキルを組み合わせることに長けています」

学生時代のイベント仲間 オルロウさん
「戦争が始まって以降、人が変わった。新たな人格が加わったと思います。自信、そして敵に対する冷徹さですね」 

一方、多くの犠牲が出続けるなか、今後どこかで“妥協”せざるを得ない局面があるかもしれません。国民が支持しないような“決断”も下すことができる人物なのか、聞くと。

学生時代の友人 シャイカンさん
「今、国民は降伏なんて考えていません。なので(その決断は)ありえないんです」 

「国民は降伏を考えていない」として「それは大統領の問題ではない」という答えが返ってきました。

先が見えないロシアとの戦い。一層、指導力を問われる場面が続くことになります。

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