手掛かりは“におい”のみ 周辺の防カメ映らず 無人潜水機で捜索も…富山2歳児不明(2022年8月26日)

手掛かりは“におい”のみ 周辺の防カメ映らず 無人潜水機で捜索も…富山2歳児不明(2022年8月26日)

手掛かりは“におい”のみ 周辺の防カメ映らず 無人潜水機で捜索も…富山2歳児不明(2022年8月26日)

 20日、富山県高岡市で行方不明になった2歳の男の子。26日も、早朝から捜索が行われています。今のところ、手掛かりは近くの神社で警察犬が反応した“におい”のみ。その周辺を取材し、男の子の足取りを追いました。

■神社で“におい”…周辺の防カメ映らず

 2歳の保育園児・高嶋怜音ちゃんは、一体どこへ行ってしまったのでしょうか。

 25日も午前5時半から警察や消防など、およそ190人態勢で捜索が行われました。

 3歳の子を持つ父親:「自分の子どもも昔、ちょうど2歳の時に30分ですけど、行方不明になったことがあって。もう胸が苦しくて、息もできない感じだったんですよ。何とも言えないですね」

 2歳児であれば、自宅から2キロほど歩くこともできるといいます。通っていた保育園やよく遊んでいた公園も、その範囲に含まれます。

 20日、自宅からおよそ500メートル離れた神社で、警察犬の反応があったということです。これが今のところ、唯一の手掛かりです。

 自宅から神社までの道のりには、住民の人が防犯カメラを設置していました。その映像を見て分かるように、道路すべてが撮影されています。ただ、怜音ちゃんがいなくなった時間帯に、この防犯カメラの映像の中に、怜音ちゃんの姿は確認できなかったといいます。

 防犯カメラが設置されているのは、神社の鳥居のすぐそばにある住宅。人や車が家の前を通るとセンサーが反応して、映像が録画されるようになっていて、虫が横切っただけでも録画されるほど高感度だといいます。

 住民によりますと、怜音ちゃんがいなくなった夜の録画は、人通りや車など数十回。警察も確認に来たということですが、怜音ちゃんの姿は映っていませんでした。

 当時、富山県では、大雨警報が出ていました。

 警察犬捜査の専門家によると、雨が降った場合、2時間ほどでにおいが消えてしまうため、捜索がかなり難しくなるといいます。

 それでも、多くの人々が今も諦めずに、捜索を続けています。

■「子どもも元気ない」同クラスの保護者

 保育園から保護者宛に送られてきたメールです。

 時刻を見ると、20日午後9時すぎ。怜音ちゃんが行方不明になって、わずか2時間後でした。メールには、「保護者の皆様で捜索にご協力頂ける方は、お願いしたいと思います」と書かれています。

 呼び掛けに応じて、多くの保護者が捜索に参加。娘が怜音ちゃんと同じクラスに通う女性によりますと、保育園児たちも心配しているといいます。

 娘が怜音ちゃんと同じクラスに通う母親:「子どもたちもあんまり元気がない」

■「水中で見つけたくない」川に無人潜水機

 捜索は最悪の場合も想定して、自宅周辺だけではなく、川沿いでも行われています。

 24日から、新たに無人潜水機を使った捜索も始まりました。パソコンには、リアルタイムにROVで撮影した映像が入って来ています。川が少し濁っていますが、映像はかなり鮮明です。

 水中には、たくさんの水草がが生えています。しかし、カメラだけでなく、水中ソナーを搭載しているため、音波を使って川の中を捜索することができるといいます。

 警察と協力し捜索を行っているのは、ボランティアの男性。地元・富山で行方不明になった怜音ちゃんのニュースを見て、居ても立っても居られなくなり、専門のスキルを生かしたいと捜索を申し出たといいます。

 ボランティアで捜索・魚谷利仁さん:「使命感ですかね。見つけたいんですけど、僕に見つかってほしくないというか。水で発見したということは、最悪の状況ということ」「(Q.見つけたいけど?)見つかってほしくない」

(「グッド!モーニング」2022年8月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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