NPT会議「最終文書案」を改定 ザポリージャ原発の占有でロシアに“配慮”|TBS NEWS DIG
核軍縮への道筋などを話し合うNPT再検討会議の「最終文書案」が改定されました。ロシアが占拠するウクライナ南部のザポリージャ原発に関する表現をめぐっては、反発を強めるロシアに配慮した内容となっています。
国連で開かれているNPT=核拡散防止条約の再検討会議の議長は25日、「最終文書案」を改定し、各国に配布しました。
ウクライナのザポリージャ原発をめぐっては、原案では「ロシアによる支配から、ウクライナ当局へと戻すことを求める」としていましたが、「ウクライナ当局による管理の確保が最も重要だ」との文言にとどまり、ロシアを名指しした表現を削除しました。反発を強めるロシアに配慮した形です。
また、原案で核保有国に求めていた「核の先制不使用」政策の採用についての文言も削除されるなど、各国の合意を得て全会一致の採択を目指そうと、原案よりも後退した内容となっています。
NPT再検討会議は26日に閉幕しますが、前日になっても対立点を多く残していて、合意の見通しは立っていません。
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