「BA.2.75」へ置き換わりは? 感染・ワクチンによる免疫回避か(2022年8月25日)

「BA.2.75」へ置き換わりは? 感染・ワクチンによる免疫回避か(2022年8月25日)

「BA.2.75」へ置き換わりは? 感染・ワクチンによる免疫回避か(2022年8月25日)

BA.5の猛威が続く中、今月8月から東京都がはじめた感染力が強いとされるBA.2.75の検査。
番組独自で集計したところ(8月20日現在)、日本では少なくとも27例、確認されています。
今年5月、最初に発見されたインドでは、BA.2.75の感染者が増加。現在のインドの状況を取材しました。

8月11日から一部地域で公共の場でのマスク着用義務が再導入されました。着けないと罰金なのですが…。

インド在住日本人
「デリーでは、マスクの着用が義務付けられていて、そういった規制を知っているのか知らないのか、ほとんどの方はマスクを無しで、このように生活をしています。」
「本当に肌感覚で見てもコロナは忘れられているのかなという感じがあります。」

インド政府で新型コロナのアドバイザーを務めていた、ジャミール教授は…。

オックスフォード大学 ジャミール教授
「最近のデータによると、インドで流行している亜種の約3分の2は、BA.2.75です。」

去年、インドで猛威を振るったデルタ株感染。1日当たりの感染者が40万人を超えたとも言われています。
インド政府はワクチン接種を進め、今月20億回を達成。感染者は1日1万人前後と激減しました。
こうした中、なぜBA.2.75の割合が増えているのでしょうか?

オックスフォード大学 ジャミール教授
「新しい変異株(BA.2.75)がいまの環境に適合し感染力を強めたのです。」

デルタ株などの自然感染の上に、2回のワクチン接種で得られた免疫で、BA.5には感染しにくくなったものの、BA.2.75がすり抜けるように感染しやすい状況になったのではと分析。
ほとんどが軽度な肺炎や発熱だったといいます。今後、世界にも広がるのでしょうか。

オックスフォード大学 ジャミール教授
「最も可能性の高いシナリオは、BA.2.75がインドと同様に他の国の『ワクチン接種済みの人』そして『感染済みの人』に広がるということです。」

サタデーステーション 取材
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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