【巨額汚職事件】マレーシア・ナジブ元首相 “背任”で有罪確定 刑務所に収監
マレーシアの政府系ファンドを巡る巨額汚職事件で、背任などの罪に問われ、禁錮12年・罰金およそ64億円の判決を受けていたナジブ元首相の有罪が確定し、刑務所に収監されました。
2009年から18年にかけてマレーシアの首相を務めたナジブ被告（69）は、政府系ファンドからおよそ1000万ドルを不正に受け取った背任などの罪で、2020年、禁錮12年・罰金2億1000万リンギット、日本円でおよそ64億円の有罪判決を受けていました。
ナジブ被告は無罪を主張し、控訴、上告していましたが、ロイター通信などによりますと、マレーシアの最高裁判所は23日、上告を棄却し、有罪判決が確定しました。ナジブ被告は判決確定後、刑務所に収監されたということです。
検察側は、ナジブ被告の在任中に政府系ファンドからおよそ45億ドルが不正に流出し、そのうち10億ドル以上がナジブ被告側に振り込まれたと指摘しています。
(2022年8月24日放送)
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