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【異常気象】“熱波”一転フランスに嵐 山火事や氷河溶けすぎも 世界に“異変”(2022年8月18日)
異例の熱波に襲われていたフランスが今度は嵐に襲われました。病院の窓ガラスが割れ、パリの地下鉄がまるで川のようになりました。
激しい風。ひょうが混じっているとみられます。
17日、フランス南部のサン・プリエスト・アン・ジャレを襲った嵐。窓ガラスが割れてしまったのか、大学病院の職員は、なすすべがありません。
熱波の影響で、水が不足していたフランス。
「水やり」への抗議で、ゴルフ場では芝がはがされるなどしました。
しかし、16日には一部で大雨が。1カ月分が1時間で降るなどし、地下鉄は水浸しになりました。
その一方で、望んでも降らない場所が…。
スペイン・バレンシア地方。15日、3つの山火事が発生。70平方キロメートル以上が焼け、少なくとも1200人が避難しました。
避難してきた女性:「落雷で火が付き、どんどん大きくなった。あの森は葉っぱが多く、勢いが止められなかった」
炎は線路の間際に迫っています。
一部の列車は走行中に巻き込まれ10人が負傷、このうち4人が重度のやけどを負ったといいます。
森にはまた木が生えます。しかし、こちらはどうでしょう。
観光客:「15年前にここに来たけど雪や川はなくなり、帽子や手袋も不要になってしまいました」
スイスのアルプス。山肌は砂が混じり…灰色です。
氷河の量は年々減っているといいます。特に今年は、観測機器の「根元の雪」がなくなり、設置し直す必要があるほどだといいます。
氷河学者、アンドレアス・リンスバウアー氏:「これまでで、一番解けたのは年に1メートルでした。今年はすでに2メートルの雪解けが起きている。まだ夏の半ばなのに」
熱波の影響はヨーロッパ以外にも。
40℃を超える記録的な暑さが続く中国・重慶市では17日夜、2カ所で山火事が起きました。
市内では電力が逼迫(ひっぱく)。節電が呼び掛けられ、市民らは「地下鉄の構内」で暑さをしのいでいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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